ひよこ生徒不登校になってから、勉強が全然わからなくなった…
勉強に追いつくにはどうしたらいい?もう手遅れかな?
不登校だけど、勉強の遅れを取り戻す方法が知りたい!
不登校が続くと、学校の授業が受けられず勉強が遅れてしまうことに、お子さま本人も保護者も大きな不安を感じますよね。
しかし、勉強の遅れは適切な手順を踏めば決して取り戻せないものではありません。この記事では、不登校の勉強が遅れる理由から、遅れに追いつくための具体的なステップ、保護者のサポート方法まで詳しく解説します。



不登校の勉強で大切なのは、焦らないことです。
まずはお子さまの心が回復するのを待ち、本人のペースに合った学習方法を見つけることが、追いつくための一番の近道ですよ。
- 不登校で勉強が遅れる3つの主な理由
- 勉強の遅れに追いつくための4つのステップ
- 不登校の勉強をサポートする学習方法とサービス
- 勉強の遅れに関して保護者ができるサポート
不登校でも勉強は追いつける?もう手遅れ?焦る保護者への心構え
不登校のお子さまの勉強の遅れについて、保護者の方が焦るお気持ちは当然です。しかし、焦りは禁物です。まずは保護者が持つべき心構えを3つ解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
結論|不登校の勉強の遅れは正しい手順で追いつけるため手遅れではない
不登校でも勉強に追いつくための心構えとして、まず「勉強の遅れは正しい手順で取り戻せる」と理解することが挙げられます。
学校に通えていなくても、学習内容をキャッチアップする方法はたくさんあります。大切なのは、お子さまの状態を見極め、適切なタイミングで適切な学習サポートを選ぶことです。
保護者が「もう手遅れだ」と焦ってしまうと、その不安がお子さまにも伝わり、プレッシャーを与えてしまいます。勉強の遅れは決して取り戻せないものではないと信じ、長期的な視点で構えることが第一歩です。
勉強に追いつくよりもまずは子どもの心のエネルギー回復が最優先
不登校のお子さまの勉強に関して、保護者が持つべき心構えとして、何よりも子どもの心のエネルギー回復が最優先である点も挙げられます。
お子さまが学校に行けない状態にあるとき、心は大きく消耗しています。その状態で「勉強に追いつくために」と無理に学習をさせようとすると、かえって状態が悪化する可能性があります。
まずは、お子さまが自宅で安心して休み、好きなことをして過ごせる環境を整えましょう。心が回復してエネルギーが溜まってくれば、お子さまのほうから「勉強してみようかな」と言い出すタイミングが訪れます。



お子さまが安心できる環境づくりが、学習再開への第一歩ですね。
学校の勉強だけが全てではないという視点を持つ
不登校のお子さまの勉強について、保護者が持つべき心構えの3つ目は、学校の勉強だけが全てではないという視点を持つことです。
もちろん、基礎学力は将来のために必要ですが、学校のカリキュラムどおりに進めることだけが「学び」ではありません。
たとえば、お子さまが興味のある分野(ゲーム、イラスト、プログラミングなど)をとことん追求することも、立派な学びにつながります。
学校の勉強に追いつくことだけにとらわれず、お子さまの興味関心を尊重し、自己肯定感を育む関わりを大切にしましょう。
それが結果的に、学習意欲の回復にもつながります。
不登校で勉強が遅れる3つの主な理由
不登校のお子さまの勉強が遅れてしまうのには、いくつかの明確な理由があります。原因を理解することが、遅れを取り戻すための第一歩になります。
ひとつずつ解説します。
不登校で勉強が遅れる理由①授業が受けられず学習機会が減る
不登校で勉強が遅れる主な理由の1つ目は、学校の授業が受けられず学習機会そのものが減ってしまうからです。学校では毎日決まった時間に新しい単元を学びますが、不登校になるとそのインプットが完全になくなります。
とくに数学や英語のような積み上げ式の教科は、一度つまずくと、その後の内容を理解するのが難しくなりがちです。
日々の学習機会が失われることが、勉強の遅れにつながる最大の原因といえます。
不登校で勉強が遅れる理由②生活リズムの乱れで学習習慣がなくなる
不登校で勉強が遅れる理由として、生活リズムの乱れで学習習慣がなくなる点も挙げられます。学校に通うという強制力がないため、夜更かしや朝寝坊が続き、昼夜逆転の生活になるお子さまは少なくありません。
生活リズムが崩れると、日中の学習時間帯に集中力を保つことが難しくなります。「決まった時間に勉強する」という学校生活で培われた習慣がなくなり、勉強を始めるきっかけ自体を失いがちです。
不登校で勉強が遅れる理由③勉強への意欲や自信が低下する
不登校で勉強が遅れる3つ目の理由は、勉強への意欲や自信が低下することです。学校を休んでいる間にも授業は進んでいくため、以下のような悪循環に陥りやすくなります。
- 「自分だけが取り残されている」「もう追いつけない」と焦りや不安を感じる
- わからないことが増え、勉強に対する苦手意識が強まる
- 自信を失い、勉強に向き合う意欲そのものが低下する
- 結果として学習から遠ざかり、遅れがさらに広がってしまう
このように、精神的な負担が学習意欲の低下に直結することも、勉強が遅れる大きな理由です。



勉強がわからないと、やる気もなくなっちゃいます…。



そうですよね。だからこそ、焦らず自信を取り戻すことが大切ですよ。
不登校の勉強|追いつく・遅れを取り戻すための4ステップ
不登校の勉強の遅れを取り戻すには、焦らず順序立てて進めることが大切です。無理に勉強させようとすると逆効果になるため、以下の4つのステップを参考にしてください。
各ステップを順に見ていきましょう。
勉強に追いつく手順①子どもの心の安定と休養を最優先する
不登校の勉強の遅れを取り戻すための最初のステップは、子どもの心の安定と休養を最優先することです。勉強の遅れが気になっても、まずはお子さまが安心して休める環境を整えることが先決です。
心が消耗している状態では、勉強内容も頭に入りません。学校や勉強の話題はいったん脇に置き、お子さまが好きなことをして過ごしたり、ゆっくり眠ったりできる時間を確保しましょう。
心が回復し、エネルギーが溜まってくることが、次のステップに進むための土台となります。
勉強に追いつく手順②子どもと話し合い勉強への意思を確認する
不登校の勉強の遅れを取り戻すための次のステップとして、子どもと話し合い勉強への意思を確認します。お子さまが少し元気を取り戻してきたら、勉強についてどう思っているかをていねいに聞いてみましょう。
このとき、親の希望を押し付けるのではなく、お子さま本人の気持ちを尊重することが重要です。「勉強しなさい」と焦らせるのではなく、「もし勉強を再開するとしたら、どんなことが心配?」と、不安な点に寄り添う形で対話します。
お子さま自身が「少しやってみようかな」と思えるタイミングを見極めましょう。
勉強に追いつく手順③生活リズムと勉強しやすい学習環境を整える
不登校の勉強の遅れを取り戻す3番目のステップは、生活リズムと勉強しやすい学習環境を整えることです。勉強への意思が少し見えてきたら、学習を始めるための土台づくりを行います。
いきなり朝起きることを強制するのではなく、まずは就寝時間や起床時間を少しずつ整え、日中に活動できる時間を増やします。
あわせて、勉強に集中できる環境を整えることも有効です。たとえば、机の周りを片付ける、必要な教材をそろえるなど、形から入ることで気持ちの切り替えがしやすくなります。
勉強に追いつく手順④学習計画|わからない場所まで戻り目標を立てる
不登校の勉強の遅れを取り戻す最後のステップとして、学習計画を立てることが挙げられます。いざ勉強を始める際は、現在学校で進んでいる単元からではなく、お子さまの状況にあわせて進めることが不可欠です。
つまずいた箇所をそのままにすると、その後の学習意欲が続きません。以下の点を意識して、無理のない計画を立てましょう。
| ポイント | 具体的な進め方 |
|---|---|
| わからない場所まで戻る | お子さまが「わからない」と感じている場所まで勇気を持って戻ります。 |
| 簡単な問題から解く | まずは簡単な問題から解き直し、「できた」という成功体験を積ませて自信を回復させます。 |
| 小さな目標を立てる | 「今週はこのドリルを5ページ進める」といったスモールステップで目標を設定します。 |



「できた!」という小さな成功体験を積むことが、自信につながります。
不登校の勉強に追いつくには何から始める?学習を習慣化する5つのコツ
不登校のお子さまが勉強を再開する際、いきなり習慣化するのは難しいものです。まずは学習へのハードルを下げ、「できた」を実感できる5つのコツを紹介します。
ひとつずつ見ていきましょう。
コツ①まずは短時間から始めてみる
不登校の勉強で学習を習慣化するコツの1つ目は、まずは短時間から始めてみることです。いきなり「1時間勉強する」と決めると、心理的なハードルが上がってしまいます。
ブランクがある場合はとくに、「机に向かう」こと自体が大きな一歩です。まずは「1日10分だけ」「ドリルを1ページだけ」など、負担にならない時間からスタートしましょう。
短い時間でも毎日続けることで、「今日もできた」という達成感が得られ、学習習慣の土台ができます。



まずは机に座る習慣からですね。1日5分でも立派な一歩です。
コツ②得意な科目・好きな科目から手をつける
不登校の勉強で学習を習慣化するコツとして、得意な科目・好きな科目から手をつける点も挙げられます。勉強への意識が低下しているときに、苦手な科目から始めると、すぐに嫌になってしまう可能性があります。
まずは、お子さまが比較的抵抗を感じない科目を選びましょう。たとえば、以下のような本人が「これならやってもいいかな」と思えるものから始めるのがポイントです。
- 漢字の書き取り
- 好きな歴史上の人物について調べる
- 英語のリスニング教材を聞き流す
コツ③目標や期間を具体的に決める|スモールステップ
不登校の勉強で学習を習慣化するには、目標や期間を具体的に決める(スモールステップ)のもコツです。「毎日頑張る」といった曖昧な目標は、ゴールが見えにくく挫折の原因になります。
「できた」を実感しにくいため、具体的かつ小さな目標を設定することが重要です。
| 具体例 | |
|---|---|
| 曖昧な目標(NG) | 「毎日頑張る」「数学を克服する」 |
| 具体的な目標(OK) | 「今日15分だけ英単語を10個覚える」「今週中にこの問題集を3ページ進める」 |
このように、短期間で達成可能な小さな目標を立て、それをクリアしていくことで、お子さまは自信を取り戻し、次の学習への意欲が湧いてきます。
コツ④解説が詳しい問題集や教材を選ぶ
不登校の勉強で学習を習慣化する4つ目のコツは、解説が詳しい問題集や教材を選ぶことです。自宅学習では、わからない問題が出てきたときにすぐに質問できる環境がありません。
「わからない」が続くと、そこで勉強が止まってしまいます。そのため、答えだけでなく、解き方や考え方がていねいに書かれている教材を選ぶことが不可欠です。
図解が多いものや、動画解説が付いているタブレット教材なども、お子さまが1人で学習を進めるうえでの助けになります。



1人だと、わからない時にすぐ聞けなくて困ります…



自宅学習では、解説の分かりやすさが教材選びの重要なポイントです。
コツ⑤定期的に復習して「できた」を実感する
不登校の勉強で学習を習慣化する最後のコツとして、定期的に復習して「できた」を実感することが挙げられます。新しいことを学ぶだけでなく、学んだことを忘れないようにすることも大切です。
たとえば「前日に解いた問題をもう一度解いてみる」「週末にその週に学んだ範囲を軽く見直す」といった時間を取りましょう。
一度はつまずいた問題が、復習によって「1人で解けた」という経験は、大きな自信につながります。「できるようになった」という実感こそが、学習を続ける何よりのモチベーションになります。
【教科別】不登校の勉強遅れに追いつくための学習ポイント
不登校の勉強の遅れに追いつくためには、教科ごとの特性に合わせた学習ポイントを押さえることが効果的です。どこから手をつければよいか、4つの主要教科別に解説します。
ひとつずつ見ていきましょう。
国語|漢字と読解力は全ての勉強の基本
不登校の勉強の遅れに追いつくための学習ポイントとして、国語は漢字と読解力が全ての勉強の基本であることを意識しましょう。
なぜなら、他の教科の問題文を読み解いたり、解答を記述したりする力の土台となるためです。勉強にブランクがある場合、まずは学年にこだわらず、簡単な漢字ドリルや短い文章の読解問題から始めてみましょう。
全ての学習の基礎となるため、毎日少しずつでも触れておくことが、全体の学力回復への近道となります。
算数・数学|「わからない」場所まで勇気を持って戻る
不登校の勉強の遅れに追いつくための学習ポイントとして、算数・数学は「わからない」場所まで勇気を持って戻るのが効果的です。
算数・数学は「積み上げ式」の教科であり、以前の単元でつまずいていると、新しい単元を理解するのは不可能です。
たとえば、中学数学の「方程式」がわからない原因が、小学校の「分数」にあるケースも少なくありません。遅れを取り戻すには、今学校で習っている範囲ではなく、お子さまが本当につまずいた学年や単元までさかのぼり、基礎から徹底的に復習することが最も重要です。



積み上げ教科は基礎が肝心です。勇気を持って戻る決断が大事ですね。
英語|音声や映像教材で「楽しむ」から入る
不登校の勉強の遅れに追いつくための英語の学習ポイントとして、英語は音声や映像教材で「楽しむ」から入るようにしましょう。
いきなり文法書や単語帳を開くと、苦手意識が先に立ってしまうことがあります。まずは、勉強というよりも「英語に触れる」感覚を大切にしましょう。たとえば、以下のような方法がおすすめです。
- お子さまが好きな洋楽の歌詞を調べる
- 英語の学習アプリでゲーム感覚で単語を覚える
- 好きな映画を英語音声・日本語字幕で見てみる
まずは耳を慣らし、英語への抵抗感を減らすことから始めるのがコツです。
理科・社会|まずは暗記分野から取り組む
不登校の勉強の遅れに追いつくための学習ポイントの4つ目は、理科・社会はまず暗記分野から取り組むことです。
これらの教科には、計算や積み上げが必要な分野(例:理科の物理・化学)と、知識の暗記が中心の分野(例:理科の生物・地学、社会の歴史・地理)があります。
勉強を再開する際は、比較的独立して学習しやすい暗記分野から手をつけるのがおすすめです。一問一答形式の問題集などを使い、用語を覚えることから始めれば、「できた」という実感を積み重ねやすく、自信の回復につながります。
不登校の子供が勉強に追いつくために保護者ができる3つのサポート
不登校のお子さまが勉強の遅れを取り戻そうとするとき、保護者のサポートは不可欠です。焦る気持ちを抑え、お子さまが安心して取り組めるよう支援しましょう。
ひとつずつ解説します。
サポート①子どもを焦らせない・無理させない
不登校のお子さまが勉強に追いつくために保護者ができるサポートの1つ目は、子どもを焦らせない・無理させないことです。
保護者の方が「勉強に追いつけるか」と不安になると、その焦りがお子さまに伝わり、大きなプレッシャーとなってしまいます。
「勉強しなさい」と無理強いすると、かえって勉強への意欲を失わせる原因にもなりかねません。大切なのは、お子さま自身のペースを尊重することです。
まずは短時間からでも机に向かえたことを認め、結果ではなくプロセスを褒めるように心がけましょう。学習の遅れを取り戻すのは長期戦です。
保護者は焦らず、どっしりと構える姿勢が求められます。
サポート②常に子どもの味方でいる姿勢を見せる
不登校のお子さまが勉強に追いつくために保護者ができるサポートとして、常に子どもの味方でいる姿勢を見せる点も挙げられます。
不登校のお子さまは「学校に行けない自分はダメだ」「勉強が遅れていて不安だ」と、自己肯定感が低下していることが多いです。
保護者までもお子さまを追い詰めてしまうと、心の逃げ場がなくなってしまいます。たとえ勉強が計画どおりに進まなくても、「あなたの味方だよ」というメッセージを言葉や態度で伝え続けることが重要です。
安心できる家庭環境があるからこそ、お子さまは「もう一度頑張ってみよう」というエネルギーを蓄えられます。



保護者の方の「大丈夫だよ」という姿勢が、お子さまの一番の支えです。
サポート③学校や外部の専門機関にためらわず相談する
不登校のお子さまが勉強に追いつくために保護者ができるサポートの3つ目は、学校や外部の専門機関にためらわず相談することです。
不登校や学習の遅れに関する悩みは、家庭だけで抱え込む必要はありません。まずは、在籍している学校の担任教師やスクールカウンセラーに現状を共有し、連携できることがないか相談してみましょう。
家庭教師、フリースクール、教育支援センター、自治体の相談窓口など、外部には不登校の生徒を支援する専門機関も多く存在します。
客観的なアドバイスを得ることで、保護者自身の精神的な負担も軽くなり、お子さまに合ったサポートが見つかりやすくなります。
不登校の勉強をサポートする学習方法とサービス比較
不登校のお子さまの勉強をサポートする方法は1つではありません。独学から専門サービスまで選択肢は多様で、お子さまの性格や学習状況、心の状態に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれの学習方法の特徴や、メリット・デメリットを比較しながら解説します。
方法①市販の問題集や参考書での独学
不登校の勉強をサポートする学習方法の1つ目は、市販の問題集や参考書での独学です。保護者の方が書店でお子さまのレベルに合いそうな教材を選び、自宅で進めていく方法です。
最大のメリットは、費用を最も安く抑えられ、お子さまのペースで学習を進められる点です。一方で、お子さま自身に高い自己管理能力と学習意欲が求められます。
わからない問題があっても質問できず、モチベーションの維持が難しいため、つまずいた時点で勉強が止まってしまうリスクもあります。
方法②勉強アプリ・タブレット教材
不登校の勉強をサポートする学習方法として、勉強アプリ・タブレット教材も挙げられます。ゲーム感覚で取り組めるものが多く、勉強への抵抗感が強いお子さまでも始めやすいのが特徴です。
AIがお子さまの理解度に合わせて出題内容を変えてくれるなど、効率的に学習できる工夫もされています。ただし、月額費用がかかる点や、タブレットがそのまま遊び道具になってしまう可能性も考慮が必要です。
基礎的な内容の定着には向いていますが、受験対策など深い学習には物足りない場合もあります。
方法③通信教育
不登校の勉強をサポートする学習方法の3つ目は、通信教育です。実績のある企業が作成した体系的なカリキュラムに沿って、テキストや映像教材で学習を進めます。
独学に近いですが、定期的に教材が届くため学習のペースは作りやすいでしょう。添削指導(赤ペン先生など)を受けられるサービスもあります。
しかし、学校と同様にカリキュラムは決まったペースで進むため、お子さまの理解度が追いつかない場合もあります。教材を溜めてしまいがちな点もデメリットです。
方法④オンライン塾・個別指導塾
不登校の勉強をサポートする学習方法には、オンライン塾・個別指導塾もあります。自宅のパソコンやタブレットを使い、リアルタイムの授業や映像授業を受けられるサービスです。
通塾する必要がないため、外出に抵抗があるお子さまでも、専門講師の指導を受けられます。個別指導タイプであれば、その場で質問できるのも大きなメリットです。
ただし、安定した通信環境が必要になるほか、画面越しのコミュニケーションが対面よりも難しいと感じるお子さまもいるかもしれません。
方法⑤フリースクール・教育支援センター
不登校の勉強をサポートする学習方法として、フリースクール・教育支援センターも選択肢になります。これらは学習指導だけでなく、自宅以外の「居場所」としての機能も担っています。
学習支援のほか、さまざまな体験活動や、同じような境遇の仲間との交流ができるのが大きな特徴です。ただし、フリースクールは施設によって費用や方針が大きく異なります。
教育支援センター(適応指導教室)は公的機関ですが、お住まいの地域によって設置状況や活動内容が異なるため、事前の確認が必要です。
方法⑥家庭教師
不登校の勉強をサポートする学習方法の6つ目は、家庭教師です。家庭教師は、講師が自宅を訪問、またはオンラインで、完全な1対1の指導を行います。
最大のメリットは、お子さまの学習状況や性格、体調に合わせて、指導内容やペースを柔軟に調整できる点です。「わからない」場所までさかのぼって指導できるため、勉強の遅れを取り戻すのに適しています。
一方で、他のサービスに比べて費用が比較的高くなる傾向があり、講師との相性も重要になります。



いろんな方法があるけど、どれが合うんでしょう?



お子さまの性格や状況に合わせて、じっくり選ぶと良いですよ。
不登校の勉強に家庭教師がおすすめな理由
勉強の遅れを取り戻したい不登校のお子さまにとって、家庭教師は有効な選択肢の1つです。自宅で安心して学べる、家庭教師ならではの主な理由を5つ紹介します。
ひとつずつ解説します。
メリット①生徒のペースに合わせた完全個別指導
不登校の勉強に家庭教師がおすすめな理由の1つ目は、生徒のペースに合わせた完全個別指導が受けられることです。集団塾や学校のように、決まったカリキュラムについていくプレッシャーがありません。
お子さまのその日の体調や心の状態を最優先し、授業の時間や進度を柔軟に調整できます。「今日は少し疲れているから、簡単な復習だけにしよう」といった対応も可能です。
お子さまの理解度だけを見て指導を進められるため、無理なく学習を再開できます。
メリット②自宅でリラックスして学習できる
不登校の勉強に家庭教師がおすすめな理由として、自宅でリラックスして学習できる点も挙げられます。外出することに強い抵抗感があるお子さまにとって、塾に通うこと自体が高いハードルになります。
家庭教師であれば、お子さまが最も安心できる環境である自宅で学習をスタートできます。保護者の方もそばにいられる安心感があり、通塾にかかる時間的・精神的な負担もありません。
リラックスした状態でこそ、学習内容も頭に入りやすくなります。
メリット③わからない所までさかのぼって指導可能
不登校の勉強に家庭教師がおすすめな理由には、わからない所までさかのぼって指導可能なこともあります。勉強の遅れは、過去の特定の単元でのつまずきが原因であるケースがほとんどです。
1対1の指導なら、集団塾では難しい「学年を超えたさかのぼり学習」も気兼ねなく行えます。たとえば、中学生が小学校の算数や英語のアルファベットに戻ることも可能です。
基礎から徹底的に固め直すことで、「わからない」が「わかる」に変わり、自信を取り戻すきっかけになります。



1対1だからこそ、その子の「わからない」の根本原因まで戻れます。
メリット④保護者の学習や進路の悩みを相談できる
不登校の勉強に家庭教師がおすすめな理由の4つ目は、保護者の学習や進路の悩みを相談できる点です。家庭教師は勉強を教えるだけでなく、保護者にとって身近な相談相手にもなります。
指導のたびに、家庭での学習の様子やお子さまの変化について情報共有ができます。「家で全く勉強しない」「高校受験はどうしたらいいか」といったデリケートな悩みも、第三者の専門的な視点からアドバイスをもらえるでしょう。
家庭だけで抱え込まずに済むことは、保護者の精神的な安心にもつながります。
メリット⑤不登校の指導経験が豊富な教師も在籍
不登校の勉強に家庭教師がおすすめな理由として、不登校の指導経験が豊富な教師が在籍していることも挙げられます。
家庭教師会社によっては、不登校のお子さまへの対応を専門とするコースや、指導実績の豊富な講師が在籍しています。
単に勉強を教えるスキルだけでなく、お子さまの心の状態に寄り添うコミュニケーションや、学習意欲を引き出すノウハウを持っている点も強みです。
お子さまにとって、勉強の先生であると同時に、信頼できる「理解者」や「伴走者」となってくれる可能性があります。
不登校の生徒におすすめの家庭教師サービス3選
不登校のお子さまの勉強サポートに関して、とくにおすすめの家庭教師サービスを3社厳選して解説します。各社の特徴やサポート体制を比較し、お子さまに最適なサービスを見つけるための参考にしてください。
オンライン家庭教師マナリンク|指名制プロ講師で相性が合いやすい


出典:manalink.jp
| 対象年齢 | 小学生 〜 高校生・浪人生・社会人 |
|---|---|
| 授業形態 | 完全オンラインのマンツーマン個別指導(Zoom/専用アプリ) |
| 入会金 | 19,800 円 |
| 料金 | 小学生:15,000〜18,000円/月 中学生:16,000〜20,000円/月 高校生:18,000〜25,000円/月 |
| 無料体験 | ◯ |
| 講師 | 塾経営者・プロ家庭教師・教員免許保持者など社会人プロ講師が中心 |
| 特徴 | ・入会金19,800円+授業料のみで教材費・管理費・解約金なしのシンプル料金体系 ・社会人プロ講師を事前動画で指名でき、相性が合わなければ交代無料 ・完全オンライン&最短当日スタート、45〜60分の無料体験からすぐに本授業へ移行可能 ・科目・学年・目的別に細分化されたコース(発達障害・海外子女・公務員試験など)でニーズに合わせやすい |
不登校の勉強サポートにおすすめの家庭教師サービス1つ目は、オンライン家庭教師マナリンクです。マナリンクは、指導実績やプロフィール動画を見て、お子さまや保護者の方が直接プロ講師を指名できるオンライン家庭教師サービスです。
不登校生の指導経験が豊富な講師も多数在籍しており、講師検索で「不登校対応可」の条件で絞り込むこともできます。
講師と直接やり取りできるためミスマッチが少なく、お子さまと本当に相性の良い先生から学びたい人におすすめです。
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家庭教師のサクシード|担任制と学校連携で不安が減る


出典:benkyo.co.jp
| 対象年齢 | 小学生、中学生、高校生 |
|---|---|
| 授業形態 | 対面指導:関東・関西・中部など主要都市圏で家庭教師が訪問 オンライン指導:全国どこからでも受講可能 |
| 入会金 | 0 円(無料) |
| 料金 | 小学生 3,080 円〜/時 中学生 3,630 円〜/時 高校生 4,290 円〜/時 |
| 無料体験 | ◯ |
| 講師 | 現役大学生・大学院生/社会人/プロ家庭教師 |
| 特徴 | ・入会金・教材費0円、体験授業も無料 ・学年が上がっても料金据え置き&複数教科OK ・対面とオンラインを自由に選択 ・16万人超の講師から最適マッチング |
不登校の勉強サポートにおすすめの家庭教師サービス2つ目は、家庭教師のサクシードです。サクシードは、訪問型とオンライン型を選べる家庭教師サービスで、不登校のお子さま向けの専門コースも用意されています。
担任制による一貫したサポートが特徴で、希望に応じて学校の先生と連携し、出席扱いの認定や内申点について相談するサポートも行っています。
勉強の遅れを取り戻すだけでなく、学校復帰や内申点についても相談しながら進めたい人におすすめです。
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ティントル|不登校専門の伴走支援で学びが再開しやすい


| 対象年齢 | 小学生・中学生・高校生 |
|---|---|
| 授業形態 | オンラインでの個別指導 |
| 入会金 | 28,600円 |
| 料金 | 小学生 1,300円〜/月 中学生 1,850円/月 高校生 2,950円/月 |
| 無料体験 | ◯ |
| 講師 | 大学生講師、社会人講師 |
| 特徴 | ・不登校の生徒を専門としたオンライン家庭教師 ・学習支援だけでなく、精神的なサポートや進路相談にも対応 ・一人ひとりの状況に合わせた個別カリキュラムを作成 ・保護者との連携を密にし、家庭学習のサポートも行う |
不登校の勉強サポートにおすすめの家庭教師サービス3つ目は、ティントルです。ティントルは、不登校のお子さまを専門とした家庭教師サービスで、単なる学習指導にとどまらない「伴走支援」が特徴です。
お子さまのメンタルケアや学習意欲の向上、保護者の方の悩み相談までトータルでサポートし、わからない所までさかのぼる学習で自信を回復させます。
勉強だけでなく、心のケアや生活リズムの改善からじっくりとサポートしてほしい人におすすめです。
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不登校の勉強の遅れに関するよくある質問(FAQ)
不登校のお子さまの勉強や進路に関して、保護者の方が抱えやすい疑問や不安は少なくありません。ここでは、勉強の遅れに関するよくある質問と、その回答をまとめました。
不登校で勉強が手遅れになることはある?
不登校の勉強が「手遅れ」になることは決してありません。学習の遅れは、適切な方法とタイミングで、お子さまのペースに合わせて取り組めば、何歳からでも取り戻すことが可能です。
大切なのは、現在の学年に追いつくことだけを考えるのではなく、本人が「わからない」と感じている場所まで勇気を持って戻り、基礎からやり直すことです。
焦らずスモールステップで進めることで、必ず力はつきます。
不登校で学校を休んでいる間の成績や内申点はどうなる?
不登校で学校を休んでいる間の成績(内申点)は、定期テストや授業への参加が評価できないため、低く評価されることが一般的です。
とくに中学・高校受験では内申点が必要になるケースが多く、欠席日数が多いと不利になる可能性はあります。
ただし、学校によっては別室でのテスト受験やレポート提出などで評価を考慮してくれる場合もあります。
受験方法によっては内申点を問わない選抜方法もあるため、まずは学校や専門家に相談することが重要です。
不登校の子どもが全く勉強しない時どうしたらいい?
不登校のお子さまが全く勉強しない時は、無理に勉強させようとせず、まずは心のエネルギー回復を最優先にしてください。
勉強に向き合えないのは、意欲がないのではなく、心や体が休息を必要としているサインかもしれません。まずは安心して休める環境を整え、お子さまが好きなことをして過ごす時間を見守りましょう。
心が回復し、エネルギーが溜まってくれば、お子さまのほうから勉強や将来について考え始めるタイミングが訪れる可能性があります。
不登校でも高校受験はできる?
不登校であっても、高校受験は十分に可能です。近年、不登校の生徒に対応した多様な高校の選択肢があります。
たとえば、以下のような学校が挙げられます。
- 全日制高校(内申点不問の入試方法がある学校も含む)
- 通信制高校
- 定時制高校
- チャレンジスクール・クリエイティブスクール
勉強の遅れがあっても、受験に必要な範囲に絞って基礎から学び直すことで、合格を目指すことはできます。
不登校の小学生・中学生・高校生で勉強に追いつく方法は違う?
不登校の勉強に追いつくための「わからない場所まで戻る」という基本的な方法は、どの学齢でも同じです。
ただし、学齢によって優先すべきポイントが異なります。
| 学齢 | 優先すべきポイント |
|---|---|
| 小学生 | 勉強への抵抗感をなくし、「学ぶことは楽しい」という体験を積むこと。 学習習慣の土台作りが最優先です。 |
| 中学生 | 高校受験を視野に入れ、内申点への対策(学校との連携)や、英数の基礎(つまずいた箇所)の徹底的な復習が必要です。 |
| 高校生 | 大学受験や就職など、卒業後の具体的な進路を見据えた学習計画が求められます。 科目選択と集中も重要になります。 |
まとめ
不登校でも、勉強の遅れは適切な手順で取り戻すことが可能です。保護者の方は焦る気持ちを抑え、まずはお子さまの心のエネルギー回復を最優先しましょう。
不登校の勉強の遅れを取り戻すためのステップは以下のとおりです。
- 子どもの心の安定と休養を最優先する
- 子どもと話し合い勉強への意思を確認する
- 生活リズムと勉強しやすい学習環境を整える
- 学習計画|わからない場所まで戻り目標を立てる
勉強を再開する際は、スモールステップで「できた」を実感させることが自信の回復につながります。家庭だけで抱え込まず、必要に応じて家庭教師のような外部のサポートを活用することも有効です。
この記事で紹介した内容を参考に、お子さまのペースに合わせた学習サポートを始めてみてください。



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