塾なしで高校受験する割合は?中学生の通塾事情を150人にアンケート調査

塾なしで高校受験する割合は?中学生の通塾事情を150人にアンケート調査

高校受験を控える多くの中学生が塾に通う一方で、様々な理由から塾なしで受験に挑む生徒も一定数います。

この記事では、中学生のお子さんを持つ保護者150人へのアンケート結果をもとに、塾なしで高校受験をする生徒のリアルな割合や、塾に通わない理由を詳しく調査しました。

調査結果をもとに、塾なしという選択肢がお子さんに合っているかを見極め、高校受験を成功に導くためのポイントを解説します。

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目次

塾なしで高校受験する割合は?中学生で塾に行ったことない割合をアンケート調査

塾なしでの高校受験を検討する際に、周りの中学生がどのくらい塾に通っているのかは気になるポイントです。

本調査では、中学生のお子さんを持つ150人の保護者に以下のアンケートを実施しました。

結果について詳しく解説します。

中学生の通塾率|塾なしで高校受験する割合は?

中学生の通塾率は、お子さんが公立・私立どちらに通っているか、また高校受験をするか否かで大きく異なります。

ここでは「中学生全体の塾なしの割合」と「高校受験する・しない別の通塾割合」の2つの視点から、アンケート結果を詳しく見ていきます。

【全体】中学生の通塾率

中学生全体の通塾率を調査した結果は以下のとおりです。

中学生全体の通塾率を調査した結果のグラフ
塾に通っている塾に通っていない
公立中学64.8%35.2%
私立中学44.0%56.0%

中学生全体の通塾率は、公立中学校で64.8%、私立中学校で44.0%です。公立中学校に通う生徒の方が、私立中学校の生徒よりも20%以上高く塾に通っていることがわかります。

私立中学校は中高一貫校が多く、高校受験の必要がない生徒もいるため、公立中学校よりも通塾率が低い傾向にあると考えられます。

【受験の有無別】中学生の通塾率

高校受験する・しない別に、中学生の通塾率を調査した結果は以下のとおりです。

高校受験する・しない別に、中学生の通塾率を調査した結果のグラフ
塾に通っている塾に通っていない
高校受験する67.69%32.31%
高校受験しない10.0%85.0%

高校受験をする中学生の通塾率は67.69%であるのに対し、高校受験をしない中学生の通塾率は10.00%です。高校受験をする生徒の約7割が塾に通っている一方で、受験をしない生徒のほとんどは塾を利用していないことがわかります。

アンケート結果を見ると、多くの中学生が高校受験対策を目的として塾に通っていると判断できます。

中学何年生から塾に通っているか

中学何年生から塾に通っているかを調査した結果は以下のとおりです。

中学何年生から塾に通っているかを調査した結果のグラフ
中学1年中学2年中学3年
公立中学46.51%25.58%27.91%
私立中学16.67%75.0%8.33%

塾に通い始める時期は、公立中学校では中学1年生が46.51%と最も多く、私立中学校では中学2年生が75.00%で最多です。

公立中学校の場合、半数近くが中学入学と同時に塾に通い始める一方で、私立中学校では中学2年生から通い始める生徒が大多数を占めるという対照的な結果になりました。

公立と私立で通塾を開始する学年に違いが見られる背景には、高校受験の有無や、学校の授業の進度が影響していると考えられます。

いつから高校受験勉強を始めたか

いつから高校受験勉強を始めたかを調査した結果は以下のとおりです。

いつから高校受験勉強を始めたかを調査した結果のグラフ
受験勉強開始時期割合
中学入学以前1.5%
中学1年生23.5%
中学2年生26.5%
中学3年生の春28.8%
中学3年生の夏14.4%
中学3年生の9月以降5.3%

高校受験の勉強を始める時期で最も多かったのは「中学3年生の春」で28.8%でした 。次いで「中学2年生」が26.5%、「中学1年生」が23.5%となっており、中学3年生になる前から受験勉強を開始する生徒が半数以上を占めることがわかります

一方で、中学3年生の夏から始める生徒は14.4%、9月以降に始める生徒も5.3%いるなど、本格的な勉強の開始時期には個人差があるようです。

塾に通わない派に対する調査

塾に通わない選択をする家庭の事情を探るために、塾以外の学習サポートの利用状況や、塾に通わない具体的な理由、塾なしで良かったこと・悪かったことについて調査した結果を解説します。

塾以外の学習サポートは利用しているか

塾に通わない選択をした家庭に対し、塾以外の通信教育や家庭教師、オンライン学習、学習アプリ等の学習サポートを利用しているか調査した結果は以下のとおりです。

塾に通わない選択をした家庭に対し、塾以外の学習サポートを利用しているか調査した結果のグラフ
利用している利用していない
塾以外の学習サポート利用42.0%58.0%

塾に通っていない中学生のうち、塾以外の学習サポートを「利用していない」生徒は58.0%、「利用している」生徒は42.0%です。

約6割の生徒が学校の勉強を中心に学習を進めている一方で、約4割は通信教育や家庭教師などを活用して塾の代わりとしていることがわかります。

塾なしで受験に挑む場合でも、何らかの学習サポートを併用する家庭は少なくないようです。

塾に通わない理由

塾に通わない理由は、本人の意思や経済的な事情、部活動との両立など家庭によってさまざまです。今回のアンケート調査では、以下のような声が寄せられました。

本人に塾に行く意思がまったくなかったことが一番の理由です。

塾に通わせるお金の余裕がないからです。

部活に時間を取られて時間と体力の両立ができそうになかったからです。

アンケートでは、お子さん本人の意思を尊重する声や、経済的な事情、部活動との両立を理由に挙げる意見が目立ちました

無理に通塾させても効果は薄いと判断し、お子さんの自主性を大切にする家庭の姿がうかがえます。

また、月謝などの費用負担や、勉強以外の活動との両立も、塾を利用しない選択につながる大きな要因となっています。

塾に通わないで良かったこと・悪かったこと

塾に通わないことには、良い面と悪い面の両方があります。実際に塾なしで学習を進めている家庭から寄せられた声を紹介します。

自分のペースで勉強できたので、無理しないで体調管理ができたのが良かったです。

経済的には楽でした。

良かった点としては、費用負担の軽減という経済的なメリットに加え、「自分のペースで進められる」「時間にゆとりができた」など、精神的な余裕が生まれることを挙げる声が多く見られました。

解答を見ても解き方がわからない問題に出会った時に、すぐに質問できる環境が無かったのが困りました。

本人に向く高校にどんなところがあるのか、パーソナルな高校の情報が一切入ってこなかったです。

一方で悪かった点としては、学習上の疑問をすぐに解決できないことや、受験情報が不足しがちであるという学習環境面の課題が浮き彫りになっています。

塾なしで高校受験を成功させるには、疑問点を解決できる学習環境を整え、不足しがちな受験情報をいかに収集するかが鍵となりそうです。

塾なしで高校受験に挑むメリット|塾に行かなくても大丈夫?

塾なしで高校受験に挑むことには、学習面や費用面、生活面でさまざまなメリットがあります。具体的には、以下の3つのメリットが挙げられます。

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

塾なし高校受験のメリット①自走力が高まり学習習慣が定着する

塾なしで高校受験に挑むメリットの1つ目は、自走力が高まり学習習慣が定着することです。塾に通わない場合、決められたカリキュラムがないため、自分で志望校合格までの学習計画を立て、実行していく必要があります。

どの教材をいつまでに終わらせるか、苦手科目にどう取り組むかなどを自分で考えるプロセスを通じて、主体的に学習する力が養われます。

試行錯誤しながら自分に合った勉強法を見つける経験は、高校入学後の学習においても大きな財産となるでしょう。

ニワトリ先生

計画を立てて実行する力は、高校入学後も必ず役立ちますよ。

塾なし高校受験のメリット②費用負担を抑えられる

塾なしで高校受験に挑むメリットとして、費用負担を抑えられる点も挙げられます。塾に通う場合、一般的に以下のような費用がかかります。

  • 毎月の授業料
  • 夏期講習や冬期講習などの季節講習費
  • 教材費
  • 模試代

これらの費用を合わせると、年間で大きな負担になることも少なくありません。塾を利用しないことで、上記の費用負担を大幅に削減できます。

浮いた費用を、より多くの参考書や問題集の購入費用、受験する模試の回数を増やす費用などに充てれば、学力向上への効果的な投資が可能です。

塾なし高校受験のメリット③時間配分を柔軟に最適化できる

時間配分を柔軟に最適化できることも、塾なしで高校受験に挑むメリットです。塾に通うと、授業時間だけでなく、校舎への移動にも時間がかかります。

塾なしであれば、移動時間をまるごと学習や休憩、趣味の時間に充てることが可能です。また、部活動や習い事で忙しい生徒でも、自分のスケジュールに合わせて柔軟に学習計画を立てられます。

生活リズムを崩さずに心身のバランスを保ちやすいため、余裕を持って受験勉強に取り組めるでしょう。

塾なしで高校受験に挑むデメリット|失敗しやすい?

メリットがある一方で、塾なしでの高校受験にはいくつかのデメリットも存在します。事前に課題を把握し、対策を講じることが合格への鍵となります。具体的には、以下の4つのデメリットが考えられます。

それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。

塾なし高校受験のデメリット①疑問解消が遅れて理解が停滞する

塾なしで高校受験に挑むデメリットの1つ目は、疑問解消が遅れて理解が停滞しやすいことです。自宅学習では、わからない問題が出てきてもすぐに質問できる環境がありません。

今回のアンケートでも「解答を見ても解き方がわからない問題に出会った時に、すぐに質問できる環境が無かったのが困りました」との声がありました。

学校の先生に質問しようとしても、先生が忙しくてすぐに対応してもらえない可能性もあります。疑問点を解決できないまま放置してしまうと、関連する単元の理解も進まなくなり、学習全体の停滞につながる恐れがあります。

ひよこ生徒

わからない問題があると、そこで勉強が止まっちゃいそうです…。

ニワトリ先生

学校の先生に聞くなど、質問できる環境を事前に作っておきましょう。

塾なし高校受験のデメリット②受験情報収集が不足しやすい

塾なしで高校受験に挑むデメリットとして、受験情報の収集が不足しやすい点も挙げられます。塾は最新の入試傾向や各高校の特色、併願校の選び方など、豊富な受験情報を持っています。

アンケートでは「パーソナルな高校の情報が一切入ってこなかった」という意見や、塾で受験の仕組みや傾向などの情報を得られたという体験談が寄せられました。

塾に通わない場合、これらの情報をすべて自力で集める必要があります。学校から得られる情報だけでは不十分な場合もあり、志望校選びや受験戦略で不利になる可能性があります。

塾なし高校受験のデメリット③計画倒れが発生しやすい

計画倒れが発生しやすいことも、塾なしで高校受験に挑むデメリットです。塾には決まったカリキュラムがあるため、学習のペースを維持しやすいですが、自宅学習では強い自己管理能力が求められます

アンケートの回答にも「なかなか自分で上手く計画を立てられなかった」という声がありました。学習計画を立てたとしても、日々のモチベーション維持が難しく、計画どおりに進まないケースは少なくありません。

客観的に進捗を管理してくれる存在がいないため、学習の遅れに気づきにくく、気づいたときには手遅れになっている可能性もあります。

塾なし高校受験のデメリット④内申対策が手薄になりやすい

塾なしで高校受験に挑むデメリットには、内申対策が手薄になりやすい点もあります。高校受験の合否は、学力試験の点数だけでなく、中学校での成績を点数化した内申点も大きく影響します。

多くの塾では、通常授業に加えて定期テスト対策も実施しており、内申点アップのためのきめ細やかな指導が受けられます。

塾に通わない場合は、定期テスト対策や提出物の管理などをすべて自分で行う必要があります。そのため、効率的な内申対策ができず、本来の実力よりも低い評価を受けてしまう可能性があります。

塾なしでも高校受験で合格しやすい人の特徴

塾なしでの高校受験を成功させるには、本人の学力や学習習慣が大きく影響します。ここでは、塾に通わなくても合格しやすい人の特徴を4つのタイプに分けて解説します。

自分やお子さんが当てはまるか、ひとつの目安として確認してみてください。

それぞれのタイプについて、詳しく見ていきましょう。

進学校在籍で課題水準に余裕があるタイプ

塾なしでも高校受験で合格しやすい人の特徴として、進学校に在籍し、学校の課題に余裕をもって取り組めるタイプが挙げられます。

レベルの高い中学校では、授業の進度が速く、課題の質・量ともにハイレベルなことが少なくありません。そのため、学校の授業にしっかりとついていくだけで、塾に通うのと同等以上の学力が身につく場合があります。

日々の課題を無理なくこなせる生徒は、すでに応用力が備わっているため、塾に通わなくても志望校合格を目指せる可能性が高いでしょう。

家庭学習の習慣が幼少期から定着しているタイプ

家庭学習の習慣が幼少期から定着しているタイプも、塾なしで高校受験に合格しやすい人の特徴です。アンケートでも、塾に通わない理由として「自身で勉強する習慣がついており、成績もいいから」という声が寄せられています

小さい頃から毎日机に向かう習慣が身についている生徒は、受験勉強もスムーズに始められます。誰かに言われなくても自分で計画を立てて学習を進められるため、塾の強制力がなくても、自分のペースで着実に学力を伸ばしていけるでしょう。

ニワトリ先生

毎日の学習習慣は、受験期に大きな力になりますよ。

志望校判定がA〜B圏で安定しているタイプ

塾なしでも高校受験で合格しやすい人の特徴には、模試などで志望校判定がA〜B圏で安定しているタイプも含まれます。

実際に今回のアンケート結果にも「受験したい高校に、塾に通わなくても余裕を持って合格できるレベルだったから」という理由で塾を選ばない家庭もありました。

すでに志望校の合格圏内にいる場合、基礎学力は十分に備わっていると判断できます。新たな知識をインプットするよりも、自分の苦手分野の克服や過去問演習に時間を費やす方が効率的です。

現在の学力を維持しつつ弱点を補強する学習を自分で進められるため、塾なしでも合格を勝ち取れる可能性は高いでしょう。

支援者が身近にいて相談できるタイプ

支援者が身近にいて相談できるタイプも、塾なしで高校受験に合格しやすい人の特徴として挙げられます。アンケートでは「親である私が塾講師であるため、自宅学習にて十分であるため」や「わからないところは母親の私に聞いていたので教えてました」という回答がありました。

勉強でわからないことがあったときに、すぐに質問できる保護者や兄弟がいる環境は非常に心強いものです。学習面のサポートだけでなく、進路の相談や精神的な支えにもなるため、一人で悩みを抱え込まずに済み、モチベーションを維持しやすいでしょう。

塾なしだと高校受験で失敗しやすい人の特徴

塾なしでの高校受験は、すべての人に向いているわけではありません。特に、学習習慣や自己管理能力に課題がある場合、失敗につながる可能性があります。

ここでは、塾なしだと高校受験でつまずきやすい人の特徴を4つのタイプに分けて解説します。

これらの特徴を理解し、自身に当てはまる点がないか確認してみましょう。

塾なし高校受験に失敗しやすい人①家で勉強が続かず計画倒れになりやすいタイプ

塾なしだと高校受験で失敗しやすい人の特徴の1つ目は、家で勉強が続かず計画倒れになりやすいタイプです。塾には決まったカリキュラムや授業時間があり、半ば強制的に学習する環境が整っています。

しかし、自宅学習では、勉強するかどうかが本人の意思に委ねられます。アンケートでも「オン、オフの切り替えができる子でないと、だらだらしてしまう」という意見がありました。

学習計画を立てたとしても、強い意志がなければ実行は難しく、勉強を後回しにしがちです。その結果、学習が追いつかなくなり、受験に失敗する可能性が高まります。

塾なし高校受験に失敗しやすい人②スマホやゲームに学習時間を奪われやすいタイプ

塾なしだと高校受験で失敗しやすい人の特徴として、スマホやゲームに学習時間を奪われやすいタイプも挙げられます。

自宅は、スマホやゲーム、漫画など、集中力を妨げる誘惑が多い環境です。塾に通っていれば、勉強中はこれらの誘惑から物理的に距離を置くことができます。

しかし、自宅学習では、自分の意志で誘惑を断ち切らなければなりません。「少しだけ」のつもりが長時間になり、気づけば勉強時間がほとんど確保できなかった、という事態に陥りやすい生徒は、塾なしでの受験は厳しい道のりになるでしょう。

ニワトリ先生

スマホは別の部屋に置くなど、物理的に距離を置く工夫をしましょう。

塾なし高校受験に失敗しやすい人③内申が低く挽回計画を作れないタイプ

内申が低く、挽回計画を自分で作れないタイプも、塾なしでの高校受験で失敗しやすい人の特徴です。高校受験では、当日の学力試験だけでなく、内申点も合否を大きく左右します。

多くの塾では、生徒一人ひとりの状況に合わせて、定期テスト対策や提出物管理のアドバイスを行い、内申点を上げるための具体的な戦略を立ててくれます。

内申点が低い状況にもかかわらず、どの教科をどのくらい頑張ればいいのか、効果的なテスト勉強の方法は何か、といった挽回計画を自力で立てられない場合、受験で不利になる可能性が高いです。

塾なし高校受験に失敗しやすい人④志望校が実力より高く現実把握が甘いタイプ

塾なしだと高校受験で失敗しやすい特徴として、志望校が実力より高く現実把握が甘いタイプも挙げられます。塾では定期的な模試が実施され、その結果に基づいて客観的な学力分析や進路指導が行われます。

塾に通わない場合、自分の学力を県内や地域全体の中で客観的に把握する機会が少なくなります。アンケートでも「地域内や県内での位置がよくわからず、どのレベルの高校が子供にちょうどよいのかわからなかった」という声がありました。

自分の実力を正確に把握できないまま高すぎる目標を掲げ続けると、適切な志望校変更や対策ができず、結果的に不合格となってしまうリスクがあります。

高校受験の塾なし判断チェックリスト

塾なしでの高校受験を成功させるには、現状を客観的に分析することが不可欠です。ここでは、塾に通わずに受験に挑めるかどうかの判断基準となるチェックリストを4つの項目で紹介します。

お子さんの状況と照らし合わせながら、冷静に判断するための材料としてご活用ください。

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

模試偏差値が志望校基準を満たしているかを確認する

高校受験の塾なし判断チェックリストの1つ目は、模試の偏差値が志望校の基準を満たしているかを確認することです。

アンケートでも、塾に通わないと「地域内や県内での位置がよくわからず、どのレベルの高校が子供にちょうどよいのかわからなかった」という声があり、客観的な指標の重要性がうかがえます

塾に通っていなくても、個人で申し込める公開模試は多くあります。これらの模試を定期的に受験し、志望校の合格判定が安定してA判定やB判定圏内にあるかを確認しましょう。

もしC判定以下が続くようであれば、学力に課題がある可能性が高く、塾のサポートを検討する必要があるかもしれません。

学習時間週合計が基準値を満たしているかを記録する

高校受験の塾なし判断のチェックポイントとして、1週間の合計学習時間が基準を満たしているかを記録することも挙げられます。塾なしでの成功には、学習の「量」を自己管理で確保することが前提となります。

一般的に、受験生の家庭学習時間は「学年+1〜2時間」が目安とされています。中学3年生であれば、1日4〜5時間、週に28〜35時間程度の学習が目標です。

まずは学習計画表やアプリを使い、実際の勉強時間を記録してみましょう。目標時間に大きく届かない日が続くようであれば、家庭学習の習慣が定着しておらず、塾のような強制力のある環境が必要かもしれません。

定期テストの弱点教科が自己解決できているかを点検する

高校受験の塾なし判断のチェックポイントでは、定期テストで点数が取れなかった弱点教科を、自己解決できているかも重要な点検項目です。

塾なしのデメリットとして「解答を見ても解き方がわからない問題に出会った時に、すぐに質問できる環境が無かった」という声は多く聞かれます。

テスト後に間違えた問題を放置せず、なぜ間違えたのかを自分で分析し、教科書や参考書を使って完全に理解できるかを試してみましょう。

解説を読んでも理解できない、同じような問題で再び間違えてしまう、という状況が続く場合は、弱点を自力で克服できていない証拠です。

このような場合、専門の指導者からのサポートが必要と考えられます。

ひよこ生徒

解説を読んでもわからない時は、どうすればいいですか?

ニワトリ先生

基礎的な内容に戻ったり、学校の先生に相談するのが近道ですよ。

内申改善の打ち手が明文化されているかを確認する

高校受験の塾なし判断のチェックリストとして最後に、内申点を改善するための具体的な打ち手が明文化されているかを確認しましょう。

内申点は高校受験の合否に直結しますが、その対策は学力向上とは別の戦略が必要です。「次の定期テストで〇〇点を取る」という目標だけでなく、「そのために提出物はすべて期限内に出す」「社会のノートまとめを毎日2ページ進める」といった具体的な行動計画に落とし込めているかがポイントです。

このような計画を親子で話し合い、紙に書き出すなどして明確にできていない場合、戦略的な内申対策が不足している可能性があり、塾の指導を頼る方が賢明かもしれません。

高校受験を塾なしで成功させるための学習計画

塾なしで高校受験を成功させるには、塾のカリキュラムに代わる、自主的かつ戦略的な学習計画が不可欠です。志望校合格から逆算して学習を進めるための具体的な5つの手順を解説します。

この手順に沿って、自分だけの合格プランを組み立てていきましょう。

それぞれのステップを詳しく解説します。

手順①年間到達目標を志望校基準で逆算する

高校受験を塾なしで成功させるための学習計画の最初の手順は、年間到達目標を志望校の基準から逆算して設定することです。

まずは志望校の合格に必要な偏差値と内申点を正確に調べ、現在の自分の成績との差を明確に把握します。その差を埋めるために、1年間を「夏休みまで」「2学期」「入試直前期」などの大きな期間に区切ります。

そして、各期間の終了時に達成すべき偏差値や、完了させておくべき学習範囲(例:「夏休みまでに中学1・2年の総復習を終える」など)を設定することで、合格までの大まかな道筋を描きます。

手順②月間計画でインプットと演習を配分する

高校受験を塾なしで成功させるための次の手順として、年間の目標を達成するために、月間計画でインプットと演習の時間を配分します。

インプットとは教科書や参考書を読んで新しい知識を学ぶことで、演習は問題集などを解いて知識を定着させることです。

例えば、ある月の数学で「二次関数」をマスターすると決めた場合、最初の2週間は教科書を読み込んで公式や解法をインプットし、後半の2週間は問題演習に集中してアウトプットする、といった計画を立てます。

インプットと演習のバランスを意識することで、学んだ内容を着実に得点力へつなげられます。

手順③週間ルーティンで過去問と暗記を固定化する

高校受験を塾なしで成功させるための3つ目の手順では、週間ルーティンを確立し、過去問演習と暗記作業を学習に固定化します。

塾なしの学習では、日々の学習内容を習慣化することが計画倒れを防ぐ鍵となります。例えば、「土曜の午前中は必ず志望校の過去問を1年分解く」「平日の夜寝る前の15分は英単語の暗記に充てる」というように、特定の学習を曜日や時間で固定します。

こうすることで、やるべきことが明確になり、モチベーションに左右されずに学習を継続しやすくなります。特に後回しにしがちな過去問や暗記は、ルーティンに組み込むことが効果的です。

手順④定期テスト期間は内申対策に集中する

高校受験を塾なしで成功させるための4つ目の手順では、定期テスト期間は受験勉強を一度中断し、内申対策に集中します。

中学校の定期テスト前2週間になったら、受験勉強は一度中断し、内申対策に集中しましょう。高校受験では内申点が合否に大きく影響するため、定期テストで高得点を取ることが合否を分けるポイントになります。

この期間は、テスト範囲に指定されている学校のワークやプリントを繰り返し解き、授業で扱った内容の復習に徹してください。

受験を見据えた応用問題に取り組むのではなく、目の前のテストで確実に点を取るための学習に切り替えるメリハリが、最終的な合格につながります。

手順⑤模試後に誤答分析と計画修正を徹底する

高校受験を塾なしで成功させるための最後の手順では、模試後に誤答分析と計画修正を徹底します。模試は単に合否判定を確認するだけのものではありません。

自分の弱点や課題を客観的に把握するための貴重な機会です。模試を受けたら必ず解き直しを行い、間違えた問題が「知識不足」「ケアレスミス」「時間配分ミス」のどれに当たるのかを分析します。

分析結果から浮き彫りになった弱点を補強するために、次の模試までの月間・週間計画を修正しましょう。この「計画→実行→分析→修正」のサイクルを繰り返すことが、塾なしでの学力向上を最も効率的に進める方法です。

ニワトリ先生

模試は受けっぱなしにせず、必ず復習して計画を見直しましょう。

塾なしで高校受験に挑む際に使える代替サービス

塾なしでの高校受験にはデメリットもありますが、塾以外のサービスをうまく活用することで、課題を補うことが可能です。

ここでは、塾の代わりとなる4つのサービスを紹介します。それぞれの特徴を理解し、お子さんに合ったサポート体制を築きましょう。

各サービスの詳細を解説します。

通信教育で基礎を継続強化する

塾なしで高校受験に挑む際に使える代替サービスの1つ目は、通信教育です。今回のアンケートでも「通信教育を利用しており、それで満足している」という声があり、塾の代替として選ばれていることがわかります。

通信教育は、塾に通わなくてもプロが監修した教材で計画的に学習を進められるのが魅力です。毎月教材が届くため学習のペースを掴みやすく、計画倒れを防ぐ助けになります。

部活動などで忙しくても、自宅で好きな時間に取り組めるため、自分のペースで着実に全教科の基礎力を強化したい生徒におすすめです。

家庭教師で弱点教科を短期集中で補強する

塾なしで高校受験に挑む際の代替サービスとして、家庭教師で弱点教科を短期集中で補強する方法も挙げられます。今回のアンケートでは「塾よりも家庭教師の方がより効果的だと思った」という理由で、家庭教師を選ぶ保護者もいました

家庭教師の利点は、マンツーマン指導でわからない箇所をその場で質問し、すぐに解消できることです。特定の苦手分野を克服したい場合に、夏休みなどの長期休暇だけ利用したり、入試直前期に過去問対策を依頼したりと、目的に合わせて柔軟に活用できます。

ピンポイントで専門家のサポートを受けたい場合に適したサービスです。

ニワトリ先生

苦手な一科目だけなど、目的に合わせて利用できるのが強みです。

映像授業で先取りと復習を両立させる

映像授業の活用も、塾なしで高校受験に挑む際に有効な代替サービスです。オンライン学習サービスに含まれる映像授業は、時間や場所を選ばずにプロ講師の授業を受けられるメリットがあります。

映像授業は、自分の理解度に合わせて何度でも繰り返し視聴できるため、苦手な単元の復習に最適です。また、得意な教科は学年を先取りして学習を進める(先取り学習)ことも可能です。

自分のペースで学習を進めながら、復習と先取りの両方を効率的に行いたい生徒にとって、心強いツールとなるでしょう。

自治体学習支援や学校補習を活用する

塾なしでの高校受験では、自治体の学習支援や学校の補習を積極的に活用することも選択肢の一つです。多くの市区町村では、地域の公民館などで無料または安価な学習支援事業を行っています。

また、学校によっては、放課後や長期休暇中に補習授業を実施している場合があります。これらの公的なサポートは、費用を抑えながら学習の疑問点を解消できる貴重な機会です。

お住まいの自治体のホームページを確認したり、学校の先生に相談したりして、活用できる制度がないか調べてみることをおすすめします。

塾なしで高校受験するか迷う際の費用比較の考え方

塾なしでの高校受験は費用を抑えられるイメージがありますが、単純に「塾代がゼロになる」と考えるだけでは不十分です。

ここでは、塾を利用する場合としない場合とで、費用を正しく比較するための3つの考え方を解説します。後悔のない選択のために、多角的に費用を捉えましょう。

それぞれの考え方について、詳しく見ていきましょう。

科目数と到達目標で費用対効果を評価する

塾なしで高校受験するか迷う際の費用比較で最初に考えるべきは、科目数と到達目標で費用対効果を評価することです。

苦手科目が一つだけであれば、通塾して5教科分の料金を支払うよりも、家庭教師や個別指導でその1教科だけを短期集中で対策する方が費用を抑えつつ高い効果を得られる可能性があります。

一方で、複数の科目に課題があり、高いレベルの高校を目指す場合は、網羅的なカリキュラムや進路指導が受けられる塾の方が、結果的に費用対効果は高くなることもあります。

まずは「どの科目を」「どのレベルまで」引き上げたいのかを明確にし、最も効率的に目標を達成できる方法を選ぶ視点が不可欠です。

直前期の追加コストを見込んで計画する

費用比較の考え方として、入試直前期に発生しがちな追加コストをあらかじめ見込んでおくことも大切です。塾に通っている場合、通常の月謝とは別に、冬期講習や正月特訓、志望校別の直前対策講座などで追加の費用がかかるのが一般的です。

一方で、塾なしの場合でも、追い込み期の学習には追加コストが発生します。例えば、最終的な学力や志望校内での立ち位置を確認するための模試の追加受験や、特定の単元を強化するための問題集の購入などが考えられます

どちらの選択をするにせよ、年間計画を立てる際には、最終盤にこうした追加費用が発生することを見越して予算を組んでおきましょう。

教材費と模試費を別枠で管理する

塾なしでの費用を考える際は、教材費と模試費を別枠で管理する考え方が求められます。塾に通う場合の月謝には、以下のような費用が含まれていることが一般的です。

  • 授業料
  • 専用教材の費用
  • 塾内での模試代
  • 教室の維持費や冷暖房費

一方で、塾なしの場合はこれらの費用をすべて自分で計画的に支出しなければなりません。市販の参考書や問題集は1冊1,000円から2,000円程度、模試は1回あたり4,000円から5,000円程度が相場です。

年間で必要な教材や受験する模試の回数をリストアップし、「教材・模試費」として予算を確保しておくことをおすすめします。

「塾代がかからない分、費用はほとんどない」と考えるのではなく、この変動費をきちんと見積もることが、正確な費用比較につながります。

ニワトリ先生

年間の教材費や模試費を、あらかじめ予算として考えておきましょう。

塾なしでも高校受験でトップ校を目指す条件

塾なしで中堅校を目指すことと、最難関のトップ校を目指すことには大きな違いがあります。トップ校に合格するには、単に勉強ができるだけでなく、高度な情報戦を勝ち抜くための戦略が不可欠です。

ここでは、塾なしでトップ校を目指すためにクリアすべき4つの条件を解説します。

これらの条件を満たせるか、厳しくチェックしてみましょう。

過去問合格者平均を安定突破できているかを確認する

塾なしでトップ校を目指すための最初の条件は、志望校の過去問で合格者平均点を安定して上回ることです。模試の偏差値も指標になりますが、最終的に合否を分けるのは本番の入試問題で得点できるかどうかです。

トップ校の多くは、公式サイトなどで前年度の合格者平均点を公表しています。まずは時間を計って過去問を解き、この平均点を超えられるかを確認しましょう。

一度だけでなく、複数年度の過去問で安定して平均点を上回る実力がなければ、塾なしでのトップ校合格は難しいと判断すべきです。

特色検査や記述対策を早期開始する

塾なしでトップ校を目指す条件として、特色検査や記述式の問題への対策を早期に開始することも挙げられます。トップ校の入試では、単なる知識の暗記だけでは解けない、思考力や表現力を問う問題が多く出題されます。

特に、神奈川県の特色検査のような教科横断型の問題や、難関校の国語・社会・理科で見られる長文記述問題は、一朝一夕では対策できません

塾ではこうした問題の専門対策講座がありますが、塾なしの場合は、専用の問題集などを活用し、中学3年生の夏休み、あるいはそれよりも前から意識的に対策を始める必要があります。

ニワトリ先生

記述対策は時間がかかるので、早めに始めるのがおすすめです。

内申と本番点の配点バランスを最適化する

内申点と本番の学力試験の配点バランスを理解し、自分の得点計画を最適化することも、塾なしでトップ校を目指す上での条件です。

学校によって、内申点と学力試験の評価比率は異なります(例:4:6、3:7など)。塾に通っていれば、こうした情報をもとに戦略的なアドバイスを受けられますが、塾なしの場合は自分で調べて戦略を立てなければなりません。

例えば、自分の内申点にアドバンテージがあるなら、本番ではライバルと同等の点数を目指す計画を立てられます。逆に内申点が低い場合は、本番で何点多く取る必要があるのかを算出し、より高い学力が求められます。

併願戦略で安全校と挑戦校を設計する

塾なしでトップ校を目指す上で欠かせないのが、綿密な併願戦略を設計することです。塾では豊富なデータに基づき、生徒一人ひとりに合った併願パターンを提案してくれますが、塾なしではその役割を家庭で担うことになります。

「もしトップ校が不合格だった場合、どの学校に進学するのか」という視点で、確実に合格できるレベルの私立高校などを「安全校」として確保しておくことが精神的な安定につながります。

挑戦校(トップ校)と安全校のバランスが取れた併願戦略を自力で設計できる情報収集力と判断力は、塾なしで難関校に挑むための必須条件と言えるでしょう。

高校受験の塾なしで親ができる支援

塾なしでの高校受験を成功させるには、お子さん本人の努力はもちろん、保護者の適切なサポートが鍵を握ります。保護者の役割は、勉強を教えることではなく、お子さんが学習に集中できる環境を整え、伴走者として支えることです。

ここでは、親ができる支援を3つの注意点として解説します。

それぞれの支援について、具体的な方法を見ていきましょう。

注意点①勉強時間とスマホルールを家庭で合意する

高校受験の塾なしで親ができる支援の1つ目は、勉強時間とスマートフォンの使い方について、家庭内のルールを一方的に決めるのではなく、お子さんと話し合って合意することです。

自宅学習の大きな課題は、集中を妨げる誘惑との戦いです。「平日の夜7時から9時までは勉強に集中する」「その間、スマホはリビングの箱に入れておく」といった具体的なルールを、親子で納得した上で設定しましょう。

保護者がただ禁止するのではなく、一緒にルールを作ることでお子さんの主体性を促し、ルールを守る意識が高まります。

保護者も一緒にスマホを置くなど、協力的な姿勢を見せることが大切です。

注意点②模試と定期テストの振り返りを伴走する

親ができる支援として、模試と定期テストの結果が出た後の振り返りに伴走することも挙げられます。「伴走」とは、答えを教えるのではなく、お子さんが自分で間違いと向き合う手助けをすることです。

テストが返却されたら、「どの問題をなぜ間違えたのかな?」「次はどうすれば解けるようになると思う?」といった質問を投げかけ、お子さん自身に原因を分析させ、次への対策を考えさせましょう。

一人では面倒で後回しにしがちな「解き直し」の作業に付き添うことで、着実な弱点克服につながります

ニワトリ先生

「なぜ間違えたか」をお子さん自身に考えさせることが大切です。

注意点③進路情報と学校イベントの情報収集を分担する

進路情報や学校イベントの情報収集を分担することも、高校受験を塾なしで進める上で親ができる効果的な支援です。塾に通っていると手厚い情報提供を受けられますが、塾なしの場合は家庭で情報を集める必要があります。

例えば、お子さんは各高校のカリキュラムや部活動といった学習・学校生活に関する情報を調べ、保護者は学校説明会の日程確認や申込手続き、交通アクセスといった事務的な情報を担当するなど、役割分担をしましょう。

親子で協力して情報収集を進めることで、お子さんの負担を減らし、勉強時間を確保することにつながります。

高校受験の塾選びで失敗しないポイント

「塾なし」という選択肢がある一方で、「やはり専門家のサポートが必要」と判断するご家庭も多いでしょう。しかし、ただ塾に通わせるだけでは成績向上は保証されません。

お子さんに合わない塾を選んでしまうと、時間とお金を無駄にしかねません。ここでは、高校受験の塾選びで失敗しないための4つのポイントを解説します。

これらのポイントを一つずつチェックし、最適な塾選びを実現しましょう。

選び方①到達目標とカリキュラムの適合で選ぶ

高校受験の塾選びで失敗しないためのポイント1つ目は、お子さんの到達目標と塾のカリキュラムが合っているかを確認することです。

塾の指導方針は、主に「学校の補習・内申対策」と「難関校受験対策」に大別されます。例えば、学校の授業の理解を深めたい生徒が、応用問題ばかりを扱う進学塾に入ってもついていけません

逆に、トップ校を目指す生徒が、教科書レベルの補習が中心の塾に通っても物足りないでしょう。まず「何のために塾に通うのか」という目的を明確にし、その目的に合ったカリキュラムを提供している塾を選ぶことが、失敗しないための第一歩です。

ひよこ生徒

塾にも色々な種類があるんですね。どう選べばいいんだろう?

ニワトリ先生

まずは内申対策か受験対策かなど、目的をはっきりさせましょう。

選び方②講師品質と質問動線の確保で選ぶ

高校受験の塾選びのポイントとして、講師の品質と質問のしやすさも確認しましょう。わかりやすく、生徒のやる気を引き出す指導力があるかは、成績を左右する大切な要素です。

また、授業以外のサポート体制、特に「質問動線」が確保されているかは必ずチェックしてください。授業後に講師へ気軽に質問できる時間があるか、自習中にわからない問題に対応してくれるスタッフがいるかなど、疑問をすぐに解消できる環境が整っているかを確認しましょう。

体験授業などを利用して、講師が生徒からの質問を歓迎する雰囲気があるかを見極めることがおすすめです。

選び方③費用内訳と振替規定の透明性で選ぶ

費用内訳と振替規定の透明性も、高校受験の塾選びで失敗しないために確認すべきポイントです。月々の授業料だけでなく、年間でかかる総費用を把握することが大切です。

入塾前には、以下の費用について必ず確認しましょう。

  • 教材費
  • 夏期講習や冬期講習などの季節講習費
  • 模試代
  • 施設維持費や管理費

また、病気などで授業を休んだ場合に振替授業が受けられるか、その際に別途料金がかかるかどうかも重要な確認点です

費用体系が明確で、規定がしっかりしている塾は、信頼できる可能性が高いと言えます。

選び方④体験授業で相性を確認する

高校受験の塾選びで最も大切なのが、体験授業でお子さん本人との相性を確認することです。パンフレットやウェブサイトの情報だけでは、実際の雰囲気はわかりません。

体験授業では、特にお子さんの視点で以下の点を確認してもらいましょう。

チェック項目確認する内容
授業の雰囲気やスピード集中できる環境か、授業のペースについていけそうか
講師との相性説明はわかりやすいか、質問しやすい人柄か
他の生徒の様子真面目に取り組んでいるか、クラスに馴染めそうか

最終的に通うのはお子さん自身です。体験授業後の「また行きたい」「わかりやすかった」という前向きな感想が、塾選びの最も確かな決め手となるでしょう。

ニワトリ先生

お子さん自身が「この塾で頑張りたい」と思えるかが一番大切ですね。

高校受験におすすめの塾3選

高校受験対策におすすめの塾を3つ紹介します。

それぞれの塾の特徴を詳しく見ていきましょう。

森塾

森塾

出典:morijuku.com

対象年齢中学生・高校生・既卒生
授業形態先生1人に生徒2人までの個別指導
入会金20,000円
料金小学生 5,880 円〜/30分
中学生 1 1,700円/30分
高校生 1 5,300円/30分
無料体験
講師大学生講師中心(一部社会人)
特徴・講師変更制度あり
・毎回の確認テストと無料補講「特訓部屋」
・成績保証制度(1科目20点アップ保証)
・学校授業や定期テストに直結したカリキュラム

高校受験におすすめの塾1つ目は、森塾です。森塾は、先生1人に生徒2人までの個別指導形式で、一人ひとりの理解度に合わせてじっくり教えてくれるのが特徴です。

学校の授業でわからなかった部分も、隣にいる先生に気軽に質問できます。また、多くの教室で実施している「成績保証制度」は、自信の表れです。入塾後2学期以内に必ず1回以上、対象科目の成績が上がることを保証しており、「次のテストで絶対に点数を上げたい」という強い思いに応えてくれます。

個別指導で自分のペースで学習を進めたい人や、質問しやすい環境で苦手科目を克服したい人に特におすすめです。

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湘南ゼミナール

湘南ゼミナール

出典:shozemi.com

対象年齢小学3〜高校3
授業形態主に集団指導(クラス10人以上)
個別指導(1対1または1対2)
入会金通常 16,500円
ただし、小学2〜4年・兄弟在籍の場合は免除あり
料金・小学生(例) 小2・3:6,200円/月、小5:9,000円~、小6:9,900円~ 
・中学生(例) 個別:18,000円/月~、
・高校生(例) 集団:11,000円~/月、個別:20,000円~/月
無料体験
講師厳しい基準(模擬授業等)をクリアした専門講師が担当。Q‑1グランプリなど研修制度あり
特徴・独自のライブ感ある「QE授業」
入試逆算カリキュラムによる合格戦略設計
定期テスト・宿題フォロー豊富
成績向上で特待制度や返金制度あり

高校受験におすすめの塾2つ目は、湘南ゼミナールです。湘南ゼミナール最大の特長は、テキストを使わずにテンポの良い質疑応答を繰り返す独自の「QE(Quick Exercise)授業」です。講師の問いかけに生徒が次々と答えていくライブ感あふれる授業スタイルで、集中力を最大限に引き出します。

集団指導でありながら、生徒一人ひとりの表情や反応を見ながら進めるため、置いていかれる心配がありません。仲間と切磋琢磨できる環境で、受験本番で実力を発揮するための思考力と対応力を鍛えることができます。

仲間と競い合いながら学力を高めたい人や、緊張感のある授業で集中力を鍛えたい人におすすめです。

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キミノスクール

キミノスクール

出典:kimino-school.com

対象年齢高1~浪人
授業形態個別指導(対面・オンライン選択可能)
入会金22,000 円
料金月額 29,800 円~(定額で授業受け放題)
無料体験
講師難関大生(全員研修済)
特徴・定額で1 対 1授業が“受け放題”
専属トレーナーが毎日学習管理
総合型・推薦入試まで対応

高校受験におすすめの塾3つ目は、キミノスクールです。キミノスクールは、授業をしないオンライン個別指導塾です。

特徴的なのは、プロのコーチが生徒一人ひとりに寄り添い、学習計画の立て方から日々の勉強の進め方までをサポートする「コーチング」にあります。

「何を」「いつまでに」「どうやって」勉強すればいいかを一緒に考え、自学自習の習慣化を徹底的にサポート。「勉強のやり方」そのものを身につけることで、高校入学後も通用する「自走力」を育てます。

計画を立てるのが苦手な人や、自分から勉強する習慣を身につけたい人におすすめの新しい形の学習塾です。

\ 問い合わせ・資料請求はこちら /

塾なしの高校受験に関するよくある質問(FAQ)

塾なしでの高校受験に関して、保護者の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

塾なしでも偏差値60の高校に受かる?

塾なしの高校受験でも、偏差値60の高校に合格することは十分に可能です。ただし、そのためにはいくつかの条件があります。

まず、現時点での模試の偏差値が60に近い、あるいはすでに超えていることが一つの目安です。もし現在の学力と目標との間に大きな差がある場合、塾なしでその差を埋めるのは簡単な道のりではありません。

また、自分で学習計画を立てて毎日実行できる自己管理能力と、わからない問題を自力で解決できる探求心も不可欠です。これらの条件を満たしていれば、塾に通わなくても目標達成は可能です。

塾なし・通信教育だけで高校受験は大丈夫?

塾なしの高校受験でも、通信教育をうまく活用すれば十分に対応可能です。通信教育は、塾に通わなくても質の高い教材で網羅的に学習を進められる大きなメリットがあります。

ただし、通信教育だけでは、その場で質問して疑問を解消したり、個別の進路相談を受けたりといった、対面でのサポートは得られません

この点を補うために、定期的に外部の模試を受けて客観的な立ち位置を確認したり、保護者が学習の進捗管理をサポートしたりといった工夫が求められます。

通信教育の利点を活かしつつ、足りない部分を家庭で補うことができれば、心強い味方になります。

高校受験する場合に塾はいつから通い始めるのがいい?

高校受験のために塾に通い始める時期は、正解がなくお子さんの学力や目標によって異なります。今回のアンケート調査では、公立中学のお子さんの場合、中学1年生から通い始める家庭が最も多いという結果でした。

難関校を目指す場合や、勉強に苦手意識がある場合は、このように早い段階から基礎を固めておくと安心です。

一方で、部活動に集中したい場合や、基本的な学習習慣が身についている場合は、受験勉強が本格化する中学3年生の春や夏から始める生徒も多くいます

お子さんの状況に合わせて、最適な開始時期を検討することが大切です。

高校受験は内申が低めでも塾なしで逆転できる?

高校受験において内申点が低い状況から塾なしで逆転合格を目指すのは、非常に難易度が高い挑戦ですが不可能ではありません

逆転を可能にするには、当日の学力試験で極めて高い得点を取ることが絶対条件となります。そのためには、まず志望校の内申点と学力試験の評価比率を正確に調べ、「本番でライバルより何点多く取れば合格圏内に入るのか」を具体的に算出する必要があります。

その上で、算出された目標点を安定して超えられるだけの学力を、自力で身につけなければなりません。極めて高い自己管理能力と学習計画性が求められる、厳しい道のりであることを理解しておく必要があります。

まとめ

この記事では、アンケート調査の結果をもとに、塾なしで高校受験に挑む中学生の割合や、そのメリット・デメリットについて詳しく解説しました。

高校受験をする中学生の約3割は塾に通っておらず、自走力の育成や費用の節約といったメリットがある一方で、疑問解消の遅れや情報不足といったデメリットも存在します。

塾なしで高校受験を成功させるためのポイントは以下の通りです。

  • 模試を定期的に受験し、客観的な学力と立ち位置を正確に知る。
  • 志望校合格から逆算した年間・月間・週間計画を立て、着実に実行する。
  • スマホなどの誘惑を断ち切り、家庭学習の時間を確保する。
  • 親子で協力し、進路情報や学校説明会などの情報を積極的に集める。
ひよこ生徒

塾なしでも、しっかり計画すれば合格できるんだ!自分に合う方法を考えてみよう。

ニワトリ先生

その通りです。塾に通うかどうかに絶対の正解はありません。今回の記事を参考に、お子さんの性格やご家庭の方針に最も合った選択をし、後悔のない高校受験を目指してください。

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この記事を書いた人

国内最大級の塾・家庭教師・予備校検索サービス「成績アップの窓口」を運営する編集部です。
教育分野に精通した専門ライターが在籍し、全国の教室データや独自調査をもとに一次情報を精査。信頼できる記事を企画・制作し、読者にとって実践的かつ権威ある学習情報を発信しています。

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