高校留年は人生終わり・ありえないこと?赤点の影響といつわかるのか・呼び出し時期・大学受験は不利なのか解説

高校留年は人生終わり・ありえないこと?赤点の影響といつわかるのか・呼び出し時期・大学受験は不利なのか解説
ひよこ生徒

高赤点ばかりで呼び出しされて高校留年が決まった…もう人生終わりだ…
留年した後の進路は将来どうなるんだろう?
就職や大学受験進学は無理なのかな?

高校で留年が決まると、「人生終わりだ」と絶望的な気持ちになりますよね。周りの同級生から取り残されたように感じ、将来に強い不安を抱えている人も多いでしょう。

しかし、高校で留年したからといって人生が終わりになるわけではありません。この記事では、高校で留年しても「人生終わり」ではない理由や、留年が決まった後の具体的な進路・選択肢、やるべきことについて詳しく解説していきます。

ニワトリ先生

留年は不安も大きいと思いますが、人生の終わりではありません。むしろ、立ち止まって将来を考える良い機会になる場合もあります。
大切なのは、現実を受け止め、次にどう行動するかです。この記事を読んで、自分に合った次のステップを見つけましょう!

この記事でわかること
  • 高校で留年しても「人生終わり」ではない5つの理由
  • 高校留年が決定した後の具体的な進路・選択肢
  • 留年によるデメリットと、辛い気持ちとの向き合い方
  • 留年が決まる前に確認すべき高校の救済措置
目次

高校で留年しても「人生終わり」「ありえないこと」ではない!理由と大学受験への影響

高校で留年が決まっても「人生終わりだ」と絶望する必要はありません。ここでは、高校で留年しても「人生終わり」ではない5つの理由を解説します。

ひとつずつ見ていきましょう。

高校で留年が人生終わりではない理由①翌年度以降に高校を卒業できるから

高校で留年しても「人生終わり」ではない理由の1つ目は、翌年度以降に高校を卒業できるからです。留年したとしても、もう1年同じ学年をやり直すことで、高校卒業の資格を得る道は残されています。

時間はかかりますが、最終的に卒業できれば、その後の進路選択の幅も広がります。同級生より1年遅れることに焦りを感じるかもしれませんが、長い人生で見れば大きな差ではありません

まずは確実に卒業を目指すことが大切です。

高校で留年が人生終わりではない理由②留年しても就職の道は残されているから

高校で留年しても「人生終わり」ではない理由として、留年しても就職の道は残されている点も挙げられます。もちろん、留年の事実が就職活動で不利になる可能性はゼロではありません。

しかし、面接などで留年の理由や、その経験から何を学んだかをしっかり説明できれば、むしろ反省して努力できる人間として評価されることもあります

高卒で就職するにしても、大学進学後に就職するにしても、留年したからといってすべての道が閉ざされるわけではありません。

高校で留年が人生終わりではない理由③大学進学や専門学校への進学も可能だから

高校で留年しても「人生終わり」ではない理由には、大学進学や専門学校への進学も可能である点もあります。留年しても、最終的に高校を卒業すれば、大学受験や専門学校の受験資格は得られます。

受験勉強の期間が1年増えたとポジティブに捉え、基礎からじっくり学び直す時間に充てることも可能です。留年した経験をバネに、必死に勉強して難関大学に合格した人もいます。

進学の可能性が消えるわけではないので、希望を捨てないでください。

ニワトリ先生

焦る必要はありません。基礎を固める時間と捉え直しましょう。

高校で留年が人生終わりではない理由④留年を経験した芸能人・有名人もいるから

高校で留年しても「人生終わり」ではない理由の4つ目は、留年を経験した芸能人・有名人もいるからです。たとえば、人気お笑い芸人や俳優、アーティストのなかにも、高校時代に留年を経験したと公言している人はいます

彼らが今、多くの人に影響を与える分野で活躍している事実は、留年が人生の終わりではないことを示しています。簡単な道のりではなかったはずですが、その経験を乗り越えて活躍している先輩がいることを知れば、少し勇気が湧いてくるのではないでしょうか。

高校で留年が人生終わりではない理由⑤留年が理由で人生がダメになるわけではないから

高校で留年しても「人生終わり」ではない最後の理由は、留年が理由で人生そのものがダメになるわけではないからです。

留年はあくまで「高校の単位が足りなかった」事実であり、あなたの人間性や将来の可能性すべてを否定するものではありません。

大切なのは、留年した事実をどう受け止め、そこから何を学び、次どう行動するかです。この経験を「立ち止まって考える時間だった」と前向きに捉え直すことができれば、将来の糧にさえなります。

高校で留年になる主な基準|赤点の影響は?

そもそもどのような場合に高校は留年となってしまうのか、ここでは高校で留年になる主な基準を3つ解説します。

詳しく見ていきましょう。

高校で留年になる基準①成績不振|赤点や評定「1」がついた

高校で留年になる主な基準の1つ目は、成績不振です。具体的には、定期テストで「赤点」と呼ばれる一定の点数(例:30点未満など)を取り続けたり、学年末の成績(評定)で「1」がついてしまったりした場合です。

高校は義務教育ではないため、一定の学力基準を満たさないと進級・卒業が認められません。赤点を取った場合の救済措置(追試や補習)もありますが、それにも応じなかったり、結果が出なかったりすると留年につながります。

高校で留年になる基準②出席日数の不足|決められた日数を休んだ

高校で留年になる基準として、出席日数の不足も挙げられます。高校では、各科目で卒業・進級に必要な「出席日数」が定められています。

一般的に、年間の授業日数の「3分の1」以上、または「3分の2」以上の出席がないと、その科目の単位が認められません

授業内容を理解していても、出席日数が足りなければ単位はもらえず、結果として留年になります。遅刻や早退も、回数によって欠席扱いになるため注意が必要です。

ニワトリ先生

成績が良くても、出席日数は盲点になりがちです。注意しましょう。

高校で留年になる基準③病気やケガによるやむを得ない長期欠席

高校で留年になる基準には、病気やケガによるやむを得ない長期欠席もあります。たとえば、入院や自宅療養で長期間学校に通えなくなり、結果として出席日数や学習内容の履修が不足してしまうケースです。

本人の意思とは関係ない理由であっても、必要な単位が取得できなければ留年となってしまう可能性があります。ただし、学校によっては事情が考慮され、補習やレポート提出などで単位を補える場合もあります

高校で留年する人の特徴

留年してしまう高校生には、いくつかの共通した特徴が見られることがあります。ここでは、高校で留年する人の特徴を4つ紹介します。

ひとつずつ見ていきましょう。

高校で留年する人の特徴①授業の内容が理解できずについていけない

高校で留年する人の特徴の1つ目は、授業の内容が理解できずについていけない人です。高校の勉強は中学に比べて格段に難しくなり、スピードも速くなります。

一度つまずくと、次の授業が理解できなくなり、どんどん遅れてしまいます。わからないことを放置した結果、定期テストで赤点が続き、最終的に成績不振で留年してしまうケースです。

ひよこ生徒

授業がわからなくなると、学校に行くのも嫌になっちゃいます…。

ニワトリ先生

わからない事を放置しないのが一番大事です。小さな疑問でも質問しましょう。

高校で留年する人の特徴②勉強以外の活動に熱中しすぎている

高校で留年する人の特徴として、勉強以外の活動に熱中しすぎている点も挙げられます。たとえば、以下のような活動に時間やエネルギーを使いすぎてしまい、勉強が疎かになってしまうパターンです。

  • 部活動
  • アルバイト
  • 趣味
  • 友人との遊び

とくに、夜遅くまでアルバイトをしたり、遊びまわったりして授業中に居眠りをしてしまうと、成績不振と出席日数不足の両方につながる可能性があります。

高校で留年する人の特徴③体調不良などで休みがちになっている

高校で留年する人の特徴には、体調不良などで休みがちになっている場合もあります。病気やケガだけでなく、精神的なストレスや人間関係の悩みから学校に行けなくなり、欠席が増えてしまうケースです。

「朝起きられない」「学校に行こうとすると体調が悪くなる」といった状態が続くと、出席日数が足りなくなり、留年の危機に直面します。

高校で留年する人の特徴④留年に対する危機感が薄い

高校で留年する人の特徴4つ目は、留年に対する危機感が薄い点です。「なんとかなるだろう」「追試さえ受ければ大丈夫」と安易に考えてしまい、赤点や欠席が続いても真剣に対策しないパターンです。

学校からの警告や先生からの呼び出しがあっても重く受け止めず、気づいたときには手遅れになっていることも少なくありません。

中学までとは違って現実に起こり得ることを理解していないケースです。

高校の留年はいつわかる?|呼び出しや面談の時期

高校の留年が決定するまでの流れや、学校からのサインについて以下の項目に分けて解説します。

順にみていきましょう。

学期末や学年末の成績会議で決まるのが一般的

高校の留年は、学期末や学年末の「成績会議(職員会議)」で決まるのが一般的です。先生たちが集まり、各生徒の成績や出席日数をもとに、進級や卒業が可能かどうかを審議します。

とくに、学年末(2月~3月頃)の会議が最終決定の場となることが多いです。この会議で「留年」と判定されると、覆すのはほぼ不可能になります。

そのため、この会議が開かれる前に、先生からの指導や救済措置に誠実に対応することが必要です。

出席日数が足りなくなる前に呼び出しがある

高校の留年がわかるタイミングとして、出席日数が足りなくなる前に呼び出しがあるケースも挙げられます。多くの学校では、生徒が留年の危機に瀕する前に、警告(サイン)を出します。

たとえば、欠席日数があと何日で危険水域に達するか、成績がこのままだと評定「1」がつく可能性があるかなど、担任の先生から直接呼び出されて指導されます。

この段階での呼び出しは「最後のチャンス」である可能性が高いです。真摯に受け止め、すぐに行動を改める必要があります。

ニワトリ先生

先生からの呼び出しは、学校側がくれる「サイン」です。

保護者を含めた三者面談で最終通告される

高校の留年が決定する時期の最終段階として、保護者を含めた三者面談で最終通告される場合もあります。成績会議で留年が内定した後、学校側から保護者に連絡があり、三者面談が設定されます。

この面談は、留年の決定を正式に伝える場であり、今後の選択肢(留年を受け入れるか、転校・中退するか)について話し合われます。

この時点では決定が覆ることはほとんどありません。現実を受け止め、次の進路について冷静に考える場と捉える必要があります。

留年が決まる前に!確認すべき高校の救済措置

高校留年の危機が迫っていても、すぐにあきらめる必要はありません。多くの高校では、以下のように留年を回避するための救済措置が用意されています。

どのような措置があるか、詳しく見ていきましょう。

高校留年の救済措置①追試験や再試験のチャンス

高校の留年を回避する救済措置の1つ目は、追試験や再試験のチャンスです。定期テストで赤点を取ってしまった場合でも、追試験や再試験(追認試験とも呼ばれます)で合格点を取れば、単位が認められるケースが一般的です。

ただし、試験の受験には「補習への参加」や「課題提出」が条件となる場合もあります。試験の範囲や日程、合格点の基準などを先生にしっかり確認し、最後のチャンスを活かすために全力で勉強しましょう。

ニワトリ先生

追試は最後のチャンス。試験範囲を先生に確認し、全力で準備をしましょう。

高校留年の救済措置②補習授業への参加

高校の留年を回避する救済措置として、補習授業への参加も挙げられます。成績不振の生徒を対象に、放課後や長期休暇中に補習授業を開き、その参加をもって成績の一部として評価してくれる制度です。

授業への出席や課題の提出が、追試験の受験資格になることもあります。先生から補習への参加を指示された場合は、留年回避のための重要なステップです。

必ず真面目に参加し、わからない部分を解消する機会にしましょう。

高校留年の救済措置③課題レポートの提出

高校の留年回避のために、課題レポートの提出が救済措置となる場合もあります。とくに、特定の科目の理解度が不足していると判断された場合、追加の課題やレポートの提出が求められることがあります

提出されたレポートの内容によって、成績が再評価されたり、平常点に加算されたりするのが一般的です。期限までに質の高いレポートを提出できれば、単位取得につながる可能性も高まります。

テーマや文字数、評価基準などを確認し、ていねいに取り組みましょう。

高校留年の救済措置④保健室登校などによる出席認定

高校の留年回避の救済措置4つ目は、保健室登校などによる出席認定です。体調不良や精神的な理由で教室に入れない場合でも、保健室や相談室などに登校し、そこで自習などを行えば「出席」として扱ってもらえる措置を設けている学校があります

出席日数が不足しそうな生徒にとっては、留年を避けるための有効な手段となるでしょう。ただし、すべての学校で認められているわけではないため、まずは担任の先生や養護教諭(保健室の先生)に相談してみることが必要です。

高校によっては救済措置がない・使えない場合もある?

高校の留年回避のための救済措置ですが、そもそも措置がなかったり、使えなかったりする場合もあります。たとえば、以下のようなケースが考えられます。

  • 学校の方針として、追試験や補習を一切行わない
  • 救済措置を受けるための条件(補習への参加など)を果たさない
  • 課題の提出期限を守らない、または内容が不十分である

とくに、本人の態度が不真面目だと学校側が判断した場合、措置の対象から外される可能性が高いです。与えられたチャンスを無駄にしないよう、誠実な態度で取り組む必要があります。

高校留年で考えられるデメリット

高校留年をすることには、精神面や金銭面でいくつかのデメリットが考えられます。どのような負担があり得るのかを事前に理解しておくことも、次のステップを考えるうえで必要です。

ひとつずつ解説します。

高校留年のデメリット①同級生と一緒に卒業できず孤独を感じる

高校留年で考えられるデメリットの1つ目は、同級生と一緒に卒業できず孤独を感じることです。今まで仲良くしていた友人たちが卒業し、大学や就職など新しいステージに進んでいくなか、自分だけが取り残されたように感じてしまいます。

SNSなどで友人たちが新しい生活を楽しんでいる姿を見ると、孤独感や疎外感が一層強まる可能性もあるでしょう。留年は、精神的なつらさを感じやすいです。

ニワトリ先生

一時的な孤独感はあるかもしれません。でも、新しい出会いもありますよ。

高校留年のデメリット②プライドが傷つき劣等感を抱きやすい

高校留年で考えられるデメリットとして、プライドが傷つき劣等感を抱きやすい点も挙げられます。「留年してしまった」という事実が、自分自身を「失敗者」だと感じさせ、自信を失う原因になりがちです。

先に進んだ元同級生たちや、新しいクラスの年下の同級生に対して劣等感を抱き、勉強へのやる気を失ってしまうケースも少なくありません。

高校留年のデメリット③友人関係が疎遠になる可能性がある

高校留年で考えられるデメリットには、友人関係が疎遠になる可能性もあります。留年すると、卒業した友人たちとは生活リズムや環境が大きく変わってしまいます。

具体的には、以下のような理由からすれ違いが起きやすくなります。

  • 友人(大学生・社会人)と自分(高校生)という立場の違い
  • 生活リズムやスケジュールのズレ
  • 共通の話題の減少

結果として、今まで親しかった友人とも徐々に距離ができてしまい、孤独感を深める一因になるでしょう。

高校留年のデメリット④年齢差のある同級生との学校生活になる

高校留年で考えられるデメリット4つ目は、年齢差のある同級生との学校生活になる点です。新しい学年では、自分以外はすべて年下の生徒になります。

「留年した人」という目で見られるのではないかと不安になったり、ジェネレーションギャップを感じたりして、うまく馴染めない可能性も考えられます。

新しい人間関係を築くことにストレスを感じ、学校生活が苦痛になってしまうかもしれません。

高校留年のデメリット⑤1年分の学費が余計にかかる

高校留年で考えられるデメリットとして、1年分の学費が余計にかかることも挙げられます。公立・私立を問わず、高校にもう1年通うためには、授業料や施設利用料など、追加で1年分の費用が発生します。

これは家庭にとって大きな金銭的負担となります。「親に迷惑をかけてしまった」という罪悪感を感じることもあるでしょう。

経済的な負担は、留年がもたらす現実的なデメリットの一つです。

高校留年の意外なメリット・ポジティブな考え方

高校留年と聞くとデメリットばかりが思い浮かびますが、視点を変えればポジティブに捉えられる面もあります。ここでは、高校留年の意外なメリットを3つ紹介します。

詳しく解説します。

高校留年のメリット①基礎から勉強をやり直す時間ができる

高校留年の意外なメリットの1つ目は、基礎から勉強をやり直す時間ができることです。留年に至った原因が勉強のつまずきである場合、前学年の基礎が固まらないまま先に進んでいた可能性が高いです。

もう1年同じ学年を繰り返すことで、授業のペースにも余裕が生まれ、わからなかった部分を徹底的に復習できます。

この時間を使って基礎力をしっかり定着させられれば、その後の大学受験などにもプラスに働くでしょう。

高校留年のメリット②自分の将来を真剣に見つめ直す機会になる

高校留年の意外なメリットとして、自分の将来を真剣に見つめ直す機会になる点も挙げられます。留年という大きなつまずきを経験すると「自分はこれからどうしたいのか」「なぜ勉強するのか」といった根本的な問いと向き合わざるを得ません

なんとなく周りに流されて進学や就職を考えるのではなく、立ち止まって自分の適性や目標を深く考えるきっかけになります。

この経験が、より明確な目的意識を持って次のステップに進む力になることもあります。

ニワトリ先生

立ち止まるからこそ、見える景色があります。将来を考える好機です。

高校留年のメリット③失敗経験からハングリー精神が養われる

高校留年の意外なメリットには、失敗経験からハングリー精神が養われることもあります。「同級生に遅れをとった」「親に迷惑をかけた」という悔しさや劣等感は、裏を返せば「次こそは絶対に成功してやる」という強いエネルギー源にもなります

この「ハングリー精神」が育てば、留年した1年間を無駄にせず、以前よりも必死に勉強や物事に取り組む原動力になるでしょう。

失敗から這い上がった経験は、将来困難に直面したときの打たれ強さにもつながります。

高校留年が決定した後の進路・選択肢5つ

高校留年が決定してしまった場合、その後の進路にはいくつかの選択肢が考えられます。どの道を選ぶかが、将来に大きく影響します。

ここでは、主な5つの選択肢について解説します。

ひとつずつ見ていきましょう。

選択肢①今の高校でもう一度同じ学年を繰り返す

高校留年が決定した後の選択肢の1つ目は、今の高校でもう一度同じ学年を繰り返す(=原級留置)ことです。これは最も一般的な選択肢であり、同じ環境でもう1年間学び直し、来年度の進級・卒業を目指します

知っている先生やルールのもとでやり直せる安心感はありますが、年下の生徒と学ぶ精神的な負担や、学費が余計にかかるデメリットもあります

今の高校への愛着が強い人向けの選択肢といえるでしょう。

選択肢②通信制高校へ転校(転入)する

高校留年が決定した後の選択肢として、通信制高校へ転校(転入)する方法も挙げられます。通信制高校は、自宅学習とレポート提出が中心で、毎日通学する必要がありません

自分のペースで学習を進めやすく、対人関係の悩みや体調不良で欠席がちだった人にも適しています。前の高校で取得した単位を引き継げる場合が多く、留年せずに同級生と同じ時期に卒業できる可能性も残されています。

ひよこ生徒

留年しないで済む方法もあるんですね。

ニワトリ先生

はい。通信制高校への転入は、有力な選択肢の一つとして人気ですよ。

選択肢③他の全日制・定時制高校へ転校(転入)する

高校留年が決定した後の選択肢には、他の全日制・定時制高校へ転校(転入)する道もあります。ただし、全日制高校への転校は、引っ越しなどのやむを得ない事情がない限り、受け入れ先を見つけるのが難しいのが実情です。

一方、定時制高校(夜間や昼間二部制など)は、働きながら学ぶ人や、さまざまな事情を抱える生徒を受け入れている場合が多く、転入しやすい可能性があります。

環境を心機一転したい場合に検討されます。

選択肢④高校を中退して就職する

高校留年が決定した後の選択肢4つ目は、高校を中退して就職することです。これは、高校卒業の資格をあきらめ「中卒」として社会に出ることを意味します。

しかし、中卒での就職は、高卒以上を条件とする求人が多いため選択肢が非常に限られ、将来的な収入やキャリアアップの面でも不利になる可能性が高いです。

人生への影響が大きいため、最も慎重な判断が求められる選択肢でしょう。

選択肢⑤高校を中退し高卒認定試験を受ける

高校留年が決定した後の選択肢として、高校を中退し高卒認定試験(高認)を受ける方法も考えられます。高認に合格すれば、高校を卒業していなくても「高校卒業程度の学力がある」と認められ、大学や専門学校の受験資格が得られます。

学校に通う必要はありませんが、試験合格のためには自分で計画的に勉強する強い意志が必要です。留年してもう1年通うより、早く大学などに進みたい人には一つの道となります。

高校留年とメンタル|辛い気持ちとの向き合い方

高校留年が決まると、将来への不安や自己嫌悪から、精神的に大きく落ち込んでしまうのは自然なことです。ここでは、その辛い気持ちとどう向き合えばいいかを4つのステップで解説します。

ひとつずつ見ていきましょう。

留年は人生の終わりではないと強く認識する

高校留年で辛い気持ちと向き合う方法の1つ目は、留年は人生の終わりではないと強く認識することです。留年が決まった直後は、絶望感から「人生終わりだ」と感じてしまうかもしれません。

しかし、これまでも解説してきたとおり、留年はあくまで人生の一時的なつまずきです。卒業が1年遅れたり、進路が変わったりしても、その後の人生がすべてダメになるわけではありません。

まずは「人生はまだこれからだ」と意識的に考え方を変えることが、辛い気持ちから抜け出す第一歩になります。

信頼できる友達や大人に正直な気持ちを話す

高校留年で辛い気持ちと向き合う方法として、信頼できる友達や大人に正直な気持ちを話す点も挙げられます。不安や焦り、自己嫌悪などの辛い気持ちを、一人で抱え込まないことが大切です。

親や学校の先生、親しい友人など、自分が信頼できる人に「今、こんなことで悩んでいる」「辛い」と正直に打ち明けてみましょう。

言葉にするだけで気持ちが整理されたり、話を聞いてもらうだけで心が軽くなったりします。具体的なアドバイスがもらえなくても「味方がいる」と感じられるだけで、前を向く力になるはずです。

ひよこ生徒

親や先生に話すのは勇気がいります…。

ニワトリ先生

大丈夫。大人はあなたの味方です。まずは信頼できる人に相談しましょう。

学校の相談室や外部の専門機関を利用する

高校留年で辛い気持ちと向き合うには、学校の相談室や外部の専門機関を利用する方法もあります。家族や友人には話しにくい場合、以下のような専門家に相談するのもいいでしょう。

  • 学校のスクールカウンセラー
  • 相談室の先生
  • 地域の若者サポートステーション
  • 電話やSNSの相談窓口

彼らは悩を聞く専門家であり、秘密も守られます。客観的な視点から、今の状況を整理し、必要なサポートにつないでくれる可能性があります。

自分を責めすぎずゆっくり休む時間も必要

高校留年で辛い気持ちと向き合う方法の4つ目は、自分を責めすぎずゆっくり休む時間も必要だと理解することです。留年したのは自分の責任だと感じ、強く自分を責めてしまうかもしれません。

反省は必要ですが、過度に自分を追い詰めると、精神がさらに不安定になり、次の行動に移せなくなります。今は辛い気持ちを感じている自分を受け入れ「疲れているんだな」と認めてあげましょう。

趣味に没頭したり、ゆっくり寝たり、意識的に心と体を休ませる時間を作ることも、立ち直るためには必要なプロセスです。

高校留年が決まった時の親への伝え方

高校留年が決まったことを親へ伝えるのは、非常に勇気がいる瞬間です。しかし、隠し通せることではなく、今後の進路を一緒に考えてもらうためにも、誠実に向き合う必要があります

ここでは、親へ伝えるための4つの手順を解説します。

各ステップを順に見ていきましょう。

手順①まずは迷惑をかけたことを謝罪する

高校留年が決まった時に親へ伝える最初の手順は、まずは迷惑をかけたことを謝罪することです。親はあなたの学費を払い、日々の生活を支えてくれています。

留年によって、もう1年分の学費という金銭的な負担をかけること、そして何より将来を心配させてしまったことに対して、まず「ごめんなさい」と誠意を込めて謝罪の言葉を伝えましょう。

これが、冷静に話し合いを始めるための第一歩になります。

手順②留年に至った理由を正直に説明する

高校留年が決まった時の親への伝え方として、次に留年に至った理由を正直に説明する必要があります。なぜ成績が足りなかったのか、なぜ出席日数が不足したのか、言い訳をしたり嘘をついたりせず、事実をありのままに話すことが求められます。

  • 勉強をサボってしまった
  • 部活に熱中しすぎた
  • 体調管理ができなかった
  • 人間関係の悩みで学校に行けなかった

上記のように、理由を正直に話すことで、親も現状を正確に理解しやすくなります。あなたの反省の気持ちを伝えるうえでも、正直さは不可欠です。

手順③これからどうしたいか今後の考えを伝える

高校留年が決まった時の親への伝え方、3番目の手順は、これからどうしたいか今後の考えを伝えることです。ただ謝罪し、理由を説明するだけでは、親の不安は解消されません。

「もう一度今の高校で頑張りたい」「通信制高校に転校して高卒資格を取りたい」など、留年が決まった今、自分がどうしたいのかという意思を具体的に表明しましょう。

反省している態度とあわせて、次のステップに向けた前向きな考えを示すことが、親に安心してもらう材料になります。

ニワトリ先生

反省だけでなく、前向きな意思を伝えることが何より大切です。

手順④親の不安や怒りを一旦受け止める

高校留年が決まった時は、親の不安や怒りを一旦受け止めることも必要です。留年の事実を告げれば、親はショックを受け、あなたのためを思って怒ったり、将来をひどく心配したりするでしょう。

その言葉を感情的に遮ったり、反抗的な態度をとったりしてはいけません。まずは親の気持ちをすべて受け止める姿勢を見せることが、親子で冷静な話し合いを進めるために求められます。

高校の留年に関するよくある質問(FAQ)

高校の留年に関するよくある質問と回答をまとめました。留年に関する疑問や不安を解消しましょう。

高校で留年することってめったにない?ありえないの?

高校での留年は「ありえない」ことではなく、実際に起こり得ます。義務教育だった中学までとは異なり、高校では成績や出席日数が進級・卒業の基準に達しなければ、留年となります。

ただし、多くの学校では赤点を取っても追試験や補習、課題提出といった救済措置が用意されています。学校からの警告を無視し続けたり、救済措置に応じなかったりしない限り、いきなり留年になることは「めったにない」とも言えるでしょう。

高校で留年したら就職や大学進学にどう影響する?

高校で留年した場合、就職や大学進学に影響が出る可能性はあります。就職活動では、面接で留年の理由を聞かれることが多く、不利に働く可能性は否定できません。

しかし、留年した経験から何を学んだかを前向きに説明できれば、評価を取り戻すことも可能です。大学進学については、調査書に記載されるため、推薦入試(総合型選抜や学校推薦型選抜)では不利になる場合があります。

一般入試では当日の学力試験の結果が重視されるため、留年中にしっかり勉強すれば影響は最小限に抑えられます。

通信制高校でも留年することはある?

通信制高校でも「留年」に相当する状態はあり得ます。通信制高校は「単位制」が一般的で、卒業に必要な単位数を修得できなければ卒業が延期されます。

たとえば、以下のような状況が続くと、3年間で卒業できず、4年目以降も在籍が必要になるケースがあります。

  • レポートの提出が期限内に終わらない
  • スクーリング(対面授業)への出席日数が足りない
  • 単位認定試験に合格できない

高校を留年したら親や友達に隠し通せる?

高校の留年を親や友達に隠し通すことは、ほぼ不可能です。親には、留年が決定する前に保護者を含めた三者面談が行われ、最終的にも必ず連絡がいきます。

もう1年分の学費の納入も必要になるため、隠し通すことはできません。友達にも、新学期になっても自分だけが同じ学年に残るため、すぐにわかります。

隠そうとせず、誠実に自分の口から伝えることが大切です。

高校留年後の「転校(転入)」と「編入」の違いとは?

「転校(転入)」と「編入」の最大の違いは、高校に在籍し続けているかどうかです。「転校(転入)」は、現在高校に在籍している生徒が、別の高校に移ることを指します。在籍期間が途切れません。

留年が決定した直後などに、籍を移す場合がこれにあたります。「編入」は、一度高校を中退(退学)した生徒が、別の高校の2年生や3年生として入り直すことを指します。

在籍期間にブランクがある点が特徴です。

高校生は何日休むとやばい?

高校生が「何日休むとやばい」か(=留年になるか)の明確な日数は法律で決まっていませんが、多くの高校では「年間の授業日数の3分の1」の欠席が目安とされています

年間の授業日数が約200日の場合、65日~70日程度休むと留年の可能性が非常に高くなります。ただし、この基準は学校によって異なり、「学校全体の欠席日数」ではなく「科目ごとの欠席日数」で判断される場合も多いです。

特定の科目だけ欠席が続いても、その科目の単位が取得できず留年になる可能性があるため、自分の学校の生徒手帳や校則を必ず確認しましょう。

まとめ

この記事では、高校で留年しても「人生終わり」ではない理由と、その後の進路・対処法を解説しました。留年しても、卒業さえすれば大学進学や就職の道は残されており、人生が終わるわけではありません。

確かに精神的な辛さはありますが、基礎から学び直したり、将来を見つめ直す機会にもなります。選択肢は、今の高校でやり直すだけでなく、通信制高校への転校や高卒認定試験の受験など様々です。

大切なのは、留年した事実を受け止め、次にどう行動するかです。一人で抱え込まず、この記事を参考に自分にとって最善の道を見つけてください。

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この記事を書いた人

国内最大級の塾・家庭教師・予備校検索サービス「成績アップの窓口」を運営する編集部です。
教育分野に精通した専門ライターが在籍し、全国の教室データや独自調査をもとに一次情報を精査。信頼できる記事を企画・制作し、読者にとって実践的かつ権威ある学習情報を発信しています。

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